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箕面市主催令和7年全市一斉総合防災訓練
全市一斉総合防災訓練(黄色いハンカチ作戦)について
箕面市では、東日本大震災で行政機能が被害を受け、被災自治体の災害対応に支障が生じたことを教訓に、平成24年度から、市民や関係機関とともに、大規模地震の発生を想定した実践的な全市一斉総合防災訓練を実施しています。日程は、阪神・淡路大震災が起きた1月17日に曜日に関わらず実施しています。
避難所ごとの地区防災委員会(当地域は萱野小地区防災委員会と中小地区防災委員会)による避難所運営訓練に合わせて、自治会による安否確認訓練などを行っています。各家庭が任意で訓練への参加をしています。
※地区防災委員会とは、各小学校区地域住民により小学校区ごとに結成されている自主防災組織で、災害が発生した際に避難所ごとに作成している避難所運営マニュアルに基づき、避難所の運営や在宅被災者への支援などを行います
実施目的
災害は、いつ発生するか分かりません。曜日によって、家族や地域の状況が大きく変わりますので、いろいろな曜日に防災訓練をしておくことが、いざというとき命を守る行動につながります。
同訓練により、防災体制を検証して見直すサイクルを作り上げるとともに、職員はもとより、全市民の防災意識を高めていきます。
訓練内容
自治会が実施する安否確認訓練(黄色いハンカチ作戦)
安否確認の方法として”黄色いハンカチ作戦”が推奨されています。安否確認方法は自治会や管理組合ごとに異なりますが、一般的な手順は下記の通りとなっています。
午前10:00になると防災スピーカーから訓練開始の合図がある
玄関先などに黄色いハンカチなどの布製のものを掲出する
自治会の班長などが黄色いハンカチが掲出されているかを確認する
黄色いハンカチが掲出されていないお家に安否確認のため呼びかけを行う
黄色いハンカチがかかっていた世帯数と呼びかけを行った世帯数、SNSなどで安否確認を行った世帯数を集計
萱野小地区防災委員会に上記の数を報告(原則小学校へ訪問しての報告が必要とのこと)
箕面船場自治会での安否確認方法
もともと簡便に報告ができるようLINEのアンケート機能を利用して1つの設問のみで安否確認を行っていましたが、アンケートを毎回作成する手間と細やかな状況を確認ができないため、今年度からLINEでGoogleフォームへのリンクを記載してGoogleフォームから入力する運用に変更しました。
訓練方法について課題に思うこと
訓練日の固定化の意味
毎年1月17日に訓練が実施されるが、平日の場合訓練に参加できる人が限られる。訓練が住民だけでなく役所等で併せて実施することも理由なのかもしれないが、働いている世帯での安否確認は実際難しいのが現実である。住民からすると災害発生時にどう行動するのかを経験しておくことのほうが大事だと考えます。しかし、これは自治会(住民)側での運用の問題とも考えられる。翌年以降は、1週間前くらい前からWEBでの入力を経験してもらう運用で、その集計結果を報告する形でも良いのではと考えています。防災スピーカーが聞こえにくい
毎年のことだが10:00の防災スピーカーからの合図は私の家では聞こえなかった。これは居住場所、スピーカーの向き等により、よく聞こえる場合と聞こえない場合があるようです。実際災害が発生したときには、自治会の判断で安否確認が必要となる可能性がある。大阪北部地震では箕面でも大きく揺れた記憶がある。そういった場合に各家庭が自主的に安否報告ができると良いと考えます。報告までのプロセスに時間がかかる
箕面市では黄色いハンカチ作戦による世帯数と安否確認した数を避難所に報告することで迅速な安否確認ができるとしているが、地区防災委員会へ報告するために小学校まで赴かないといけないのは面倒である。もともと大地震の勃発に伴い交通手段、通信手段に障害が生じた、ということを前提に訓練を重ねてきたという経緯があり、したがって徒歩や自転車を利用して避難所が開設されている最寄りの小学校内で待機している防災委員に安否確認結果を報告する、というスタンスを採ってきたようです。今の時代においてそれに意味があるのであれば良いが市から合理的な説明はなかった。災害であればなおさらWEB上でリアルタイムに報告を行うほうが効率が良く迅速な情報共有が可能と思われる。アプリを作成してスマホから報告してもらっても良いが、インストールをしてもらうハードルは高い。訓練は大規模地震のみを想定している
箕面市の全市一斉防災訓練は大規模地震を想定したものである。そのためこの訓練に大きく関係するものではないが、自然災害には地震以外にも台風や大雨などもある。当地域では水害の影響を受けにくい区域だが、台風で倒木などによる被害は想定される。そのため、さまざまな災害を想定した協議は実施するべきと考える。旧自治会ではイベントが優先となり災害時のことは後回しとなっていた。イベントに参加しなくて困ることは少ないが防災は生活に直結する可能性があるので意識は高めておくべきと考えられる。訓練がないからといって箕面市が何もしないわけではなく責任をもって対応にあたっていただけると聞いております。もっともどの様な災害発生時においても、まずは「自助」努力を、次に「共助」の精神で防災訓練を重ねておくに越したことはありません。本当に安否確認と支援が必要な人たちへの対応
高齢者など本当に支援が必要な人たちには市が推奨する方法が良いと思われる。要支援名簿を共有し訓練や災害発生時にはその人たちの安否を確認するのと、LINE内で連絡が取れない家族などの安否確認依頼を行うことで無駄のない安否確認ができる運用ができればと考えています。
ただし要支援名簿は個人情報であり、その管理運用が自治会でキチンとできるのか難しい問題ではある。安否確認のため呼びかけの意義
訓練で向こう三軒両隣に黄色いハンカチの確認を行うことで、近隣の人たちが顔見知りとなることは期待はできる。また一人暮らしなどで生活する方にとっては見守ってもらっているという安心にもつながる。近所付き合いが希薄となりつつある昨今において重要な行事だと理解しています。
備えあれば憂いなし
各家庭が実施する訓練時の内容として下記のようなことを行います
WEBから安否確認報告および黄色いハンカチ作戦の実施
FM(タッキー816(FM81.6MHz)にて災害状況を確認
ラジオやスマホ、パソコンなどから聴くことができるかを確認備蓄の確認
3 日程度の水、食糧の備蓄、電池や充電バッテリー、非常用持ち出し袋の用意、お風呂の水張り、車の給油、家具の配置換えや転倒防止、家族の集合場所の確認など
最後に
防災訓練はなかなか自分たちで開催することは簡単ではないため、箕面市全体で防災訓練の音頭をとっていただけることは、訓練を行う機会として大変助かっている。これをどう利用していくかは各自治会ごとの運用と考えていますが、防災関係については現状の把握と課題がほとんど見えていません。
当地区では現状において改善すべきことが多くあるという認識です。近隣自治会とも連携をとり効率的に防災力を高められるよう改善策を協議していこうと思います。近々打ち合わせがあるのでまた報告します。
安否確認は災害が発生したときの市への迅速な現況報告と近隣住民での共助活動に利用します。今後少しづつブラッシュアップしていければと思います。
備蓄は今の時代、食料や水も大事ですが電源の確保も重要となります。長い間停電が続くようなことも想定し、各家庭も自治会で何を準備するべきか考え確認しておきましょう。
箕面船場自治会 会長 大藪
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