「わたし、がんばってない」という話
こんにちマイザー。しばらく使っていた【大五郎】という名乗りをやめ、改めましてマリエです。
今日は「私、がんばってまへん」という内容をお届けします。
いま私は「がんばらないことが無敵」という仮説を立てています。「がんばってない」というのは、やる気がないとか怠惰であるとか、そういうネガティブな意味ではありまへん。
「今やりたいこと」を優先する
よく、「明日やろうはバカ野郎」って言うじゃないですか。要は、今やれることを先延ばしにするなよ、あとで大変にならないように早めにやっとけよ、ってことだと思うんです。
(いや、何事も「明日」やろうと思っても、明日は来るかわからないんだから、今日をちゃんと生きろよ、みたいなメッセージかも)
でも、本当にそうだろうか、と。やるべきことを先にやる、ってたしかに正しい気もする。
ただ、もしそれが「今やりたいこと」じゃなかったら?むしろどんなに重要なことであっても、あえて先送りして、明らかに余計だけど今やりたいことを優先するっていう一種の賭博もおもしろいと思っています。
やりたいことを優先して、やるべきことを後回しにしたら大失敗するかも、後悔するかも、と思いながら、あえてリスクを冒す。
その選択に、毎回怖くてハラハラしながらも、明日の自分、未来の自分に賭ける。
なぜそうするのか、具体的に説明します。
「力が抜けてる状態」が最強説
「がんばるほど、うまくいかない」って経験ありませんか?
私、今までの経験はほぼコレです。
がんばるほどに、空回り。
めちゃくちゃ頑張って勉強した教科が一番点数低い。テキト〜に受けた試験が高得点。
人がくるからと気合い入れて作った料理は大失敗。ありもので作った自分用のごはんが絶品。
なんででしょう?
たぶん、脳のつくりなんだと思います。
「がんばる」って、意識の話かなと思うのですが、私たちの脳が意識できるのは5%で、残り95%は無意識といわれています。
(本当かどうかは知らん)
「覚えよう!」と思っても覚えられないこともあるし、別に「覚えよう!」と思ってないのに覚えてることってあるじゃないですか。
覚えるかどうかは、脳にとって「必要」と判断されたから覚えるわけで、そこに意識か無意識はあんまり関係ない。
意識でできることなんて、たかが知れているというか、「がんばる」でできることは意識の範囲でしかないなと。
逆に、たまに「猛烈に集中しちゃった!」とか、「夢中でやっちゃった!」みたいなこと、ありませんか?
(好きな人に会いたくて終電も無視して行っちゃう、みたいな行動力もそれだと思う)(ちがうか)
たぶん、これが無意識のもので、ギターの練習を夢中で7時間やっちゃったとか、猛烈に本読みたくて一気に5冊読んじゃったとか、本人は意識して「がんばろう」としてるわけではないのに、ものすごいエネルギーがでちゃう、みたいな例。
私たち人間は、この無意識モードが最強だと思っていて、無意識モードが出せるときに超人的な行動やクリエイティビティが発揮されちゃったりして、スポーツ選手なんかでいう「ゾーン」的な現象になるんだと思います。
(この辺、詳しく知りたい方はたぶんGoogleの本が参考になります)
だから、意識してがんばってるときは、逆に力が入りすぎて、いい仕事じゃないんだと思う(コラ
※あくまで私の感想です
※どうでもいいけどシンギングボウル鳴らすときもこの原理
いかにがんばらない=力を抜けるか、そこがポイントではないかと。
余談ですが、先日合気道の見学にいったとき、まさにこの「力が抜けてるときが最強説」を身体の機能を使って教えてくださいました。
講師の方が「ここ!」という正しい姿勢で力を抜いて私が立つと、どんなに押されてもびくともしない。
私、ぜ〜んぜん力入ってないのに、むっちゃ自分が強くなった気がする。(勘違い
掴まれた腕を解くときも、力を入れたらむしろ外せない。力を抜き、正しい姿勢で正しい方向に動かすだけでスルと抜ける。たのちい!!!
だから、この力が抜けてる状態(がんばらない)を頑張りたいわけだけど、「がんばらない」を「がんばる」って、意外と難しいとも思う。
どうやって無意識モードを招集するか
自分の無意識モードが作動して、高いパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいか?
というと
無意識モードが訪れるのを待つしかない
というシンプルな結論。
(ほかに何かあったら教えてください)
無意識はコントロールできないので、せめてできることがあるとしたら
『無意識モードが働きやすい環境(力が抜ける環境)をつくる』
と
『無意識モードがいつ来てもいいように、己のコンディションを万全に整える』
の2つかと思います。
具体的には、よく寝て、適量食べて、よく笑って、よく遊んで、ほどよく仕事して、たのしく過ごす。たぶんこれ。(まじか
とにかく、健康的に過ごす。
そのときがくるまで、己の純度を保って待つ。
ひたすら待つだけだと「このまま無敵モードがこなかったらどうしよう」と不安や焦りの気持ちになって、つい頑張りたくなっちゃいますが、仕方がない。待つしかない。無意識モードはコントロールできないもんな。
とくに大事なのは『やりたくないことを、やらない』だと思います。
やりたくないことを、「やらなきゃ」と思ってやってると、自分の気持ちが抑制されて、本来「やりたい」と思う気持ちすら鈍化してしまうんじゃないかと。
本当は寝たいけど仕事しなきゃ、とか
本当は買い物いきたいけど掃除しなきゃ、とか
そうやって自分の気持ちを偽ってると、どんどん気持ちが濁って、自分の純度が保てなくなる。
だから、やりたくないことは、やらない!
寝たいときは、ねる!
「いや〜、そんなの仕事もあるし生活もあるし無理だよ〜」っていう人は、そういう生活をつづけたらよいし、「いや〜、そんな暮らししたいわ〜」って人は、どうやったらできるかともに考えていきましょう。
ということで、わたし、がんばってまへんねん
随所で「マリエがんばってるね〜!」「私もマリエみたいにがんばらなきゃ〜!」みたいなお声をいただくことがある。
もちろん、そんな風に認めてくれたり、応援してくださるのはとっても嬉しいof嬉しい、のだが、本音は「がんばってまへんねん」である。
あたい、やりたいことしか、やってまへんねん。側からみたら、わりと攻めてるように生きてると思われてるかもしれまへんが、自分のやりたくないことを避けるための生き方でもあるので、ぜんぜんがんばってない。
もちろん、仕事と家庭の両立はしんどいときもあるし、時間は物理的に足りない。この辺はまだまだ課題で、チーム制にしていきたいので結婚したい。(ガチ
自分のこの「がんばってない状態」を、いかに保てるかが今の私には大事であって、もしマリエが突然「ぐぬぬ…!一所懸命がんばります!!!」といって踏ん張りはじめたら、お願いだからだれか止めてください。お前はがんばるなと。がんばると失敗するぞと。いいから力を抜けと。
というとで、少しお久しぶりのnoteでした。みなさまお元気でお過ごしでしょうか?
深呼吸して、力を抜いて、いつでも猪突猛進モードに入れるよう、がんばらないをかんばって(?)いきましょう〜ではまた〜!