「サラダ」で摂りたい野菜の量は満たせる?/パーソナル管理栄養士 三城円
「健康日本21」では「1日350gの野菜を摂りましょう」といわれています1)。野菜への意識が高い方が選びやすい「サラダ」ですが、「サラダ」は1日の目標とする野菜量が摂れているのでしょうか。
次の実験写真を見てみましょう。
コンビニやスーパーのサラダ(左)を茹でてみました(右)。
他のメーカー様でも同様の実験を行いましたが、結果は同じでした。
つまり「サラダを食べている=たくさんの野菜が摂れている」と言い切れないことは、何となくご理解いただけたのではないでしょうか。あわせてサラダはドレッシングを使うことが多く、油分、塩分を考えると、案外「ヘルシー」ではありません。
また、コンビニやスーパーで販売されている「サラダ」に含まれる野菜は、色が薄い淡色野菜(レタス、キャベツ、きゅうりなど)が中心です。葉物野菜の場合、千切りにしてあるため「ボリュームがある」ように見えますが、実際の重さは見た目より軽いのです。
私のおすすめは「体内活性みそ汁>サラダ」。体内活性みそ汁の定義を見ていきましょう。
「体内活性みそ汁」とは?!
『体内活性みそ汁』とは
①たんぱく質源(肉類、魚介類、卵、大豆製品)
・たんぱく質源は手のひら1枚分(80~100g)
②色の濃い野菜と淡色野菜
・色の濃い野菜(緑黄色野菜)を1~2種類、
・色の薄い野菜(淡色野菜)を1~2種類、
③キノコ類、海藻類:いずれかを1種類
この3つを入れた『具だくさんみそ汁』のことを言います。
こどもも大好き!ウインナー入り体内活性みそ汁
日本パーソナル管理栄養士協会代表理事/San-CuBic代表 三城円です。当協会のパーソナル管理栄養士チームとともに、おいしく食べながら「内臓力アップ」と「健幸美ライフ」の情報、管理栄養士としての想いを発信してまいります。よろしくお願い申し上げます。