初めてロードバイクを買うときに考えて欲しいこと
先日「ロングライドの相棒にロードバイクを推す理由」と題して記事を書いたので、今回は「初めてロードバイクを買うときに考えて欲しいこと」について記事を書きたいと思います。
本記事はロードバイク好きな普通のサラリーマンである私の経験に基づいた提案となるので、専門的な記事ではありませんが、いちサイクリストの意見として最後まで読んで頂ければ幸いです。
※前回の記事は以下リンクへ。
あなたが惹かれる(ワクワクする)ポイントは?
それなりの額のお金を支払ってロードバイクを買うわけですし、せっかく買うのであればワクワクしたり惹かれたりするものを買いたいと思いますよね?
そこで考えてもらいたいのが、あなたがワクワクしたり惹かれたりするポイントです。
カラーや形状といった見た目に惹かれる人、重量やエアロダイナミクス、剛性、アセンブリされているパーツといった性能面に惹かれる人、自分だけの一台(オーダーメイド)に惹かれる人、憧れの選手やチームが使っているバイクに惹かれる人、中にはメーカーのコンセプトやストーリーに惹かれる人もいるでしょう。
少し脱線しますが、参考情報として私がいままで購入したバイクと手放したバイク、そのバイク選んた理由と手放した理由を並べ、わたしがどのようなバイクに惹かれるかを考えてみたいと思います。
・1台目:Bianchi VIA NIRONE
ロードバイクに乗ってみたくてネットで購入。
以前乗らせてもらった友人のバイクと比較すると明らかに走りが重くて楽しめなかったため売却しました。
(フレームは良かったのですが、パーツがイマイチだったのが原因でした。)
・2台目:FOCUS IZALCO PRO
型落ちモデルで値段が下がっていて、予算内で高性能なバイクが手に入ることが決め手でした。
(1台目は走りの重さに愕然としたので、性能面が気になっていました。)
気に入っていましたが、仕事の都合で海外に行くことになったときに持って行けず、売却しました。
・3台目:CANYON AEROAD CF SLX
レーススペックのバイクが比較的安く手に入るという理由で選びました。
レース中に転倒してフレームを破損してしまいました。
・4台目:GIANT TCR ADVANCED ← イマココ
レースに使用するため破損リスクを考え、安価で評価が安定していてすぐに手に入るフレームを選びました。
パーツはほぼ全て3台目のフレームから移植しています。
1台目で走りの重いバイクに乗って愕然としたため、2台目は性能重視(といっても型落ちで安くなっていたから買えたのですが)で選びました。
組み上がったバイクに跨り、漕ぎ出した時の走りの軽さに感動したのを覚えています。
この時、わたしが惹かれるポイントは「漕ぎ出した時の気持ち良さ」と「コストパフォーマンスの良さ」だと気づき、3台目と4台目を検討する時の基準になりました。
前述の通り私の場合は漕ぎ出したときの気持ち良さとコストパフォーマンスの良さに惹かれる傾向にありますが、あなたが惹かれるポイントはどこでしょうか?
自分の惹かれるポイントを考えずになんとなく選んだ1台よりも、自分の惹かれるポイントを考えて選んだ1台の方が納得感があると思いますし、2台目以降を考える時の基準にもなると思うので、是非考えてみてください!
なお、ネットや雑誌上で見て気に入ったロードバイクだとしても、いざ実物を見たり乗ったりしてみるとしっくりこなかったり、逆にたまたま店頭で見つけたバイクに惚れ込むこともあるので、是非実物を確認したうえで購入を検討してもらいたいと思います。
どこで購入するか
わたしは、初心者であればあるほど専門店での購入をオススメしています。
ロードバイクは全ての部品を入手して自分で組み上げる事ができるのですが、適切に組まれていないロードバイクは本来の性能が出ませんし、何よりも車体の整備不良は重大な事故につながるからです。
もし周りにロードバイクを適切に組み上げられる友人や知人がいないのであれば、専門店で組み上げられて整備されたロードバイクに乗りましょう。
なお、専門店以外でロードバイクを組み上げる場合は、必要に応じて専門店での点検や整備を併用することをオススメします。
【参考情報】自転車の制限速度について
この記事を書いている時点での道路交通法には自転車(軽車両)の制限速度は明記されていないようです。
明記されていない理由は「自転車にはスピードメーターが付いておらず、速度を知ることができないため、制限速度を指示できない」から。
(ロードバイクの場合、ほとんどの方がサイクルコンピューターを付けていると思うので、速度はわかるのですが、、、)
対して「車両は道路標識に記載されている制限速度以下で走行すること」と記載されているので、制限速度を指示できない自転車(軽車両)は車両の制限速度が適用されるという解釈が一般的のようで、自転車の制限速度は車両(自動車や自動2輪車)と同じになります。
つまり、自転車は原付バイク(制限速度30km/h)よりも高速で走っても良いということになりますし、ある程度走れる人であれば平地を30km/h以上で走ることができるので、そういった状態で事故が起こってしまった際の危険度は高く、整備不良は命取りと言えます。
ロードバイク専門店について
大多数の人が自分の気に入ったお店でロードバイクやパーツを購入したいと考えるかと思いますが、あなたが良いと思っているお店があなたが購入したいと思ってい製品を取り扱っているとは限りません。
(カーディラーと同じで、一つの店舗ですべてのメーカーのロードバイクやパーツを取り扱っているお店はありません。)
そして、前述の通りロードバイクはきちんとした点検と整備が必要となるため、自分ですべての整備を行える方を除いて何かあったときに頼れるお店があるというのは心強いですし、安全にロードバイクに乗るためには専門店のサポートが必須だと思いますが、全てのお店があなたのロードバイクを点検・整備をしてくれるわけではありません。
(他店で購入されたロードバイクの整備をお断りしているお店もあります。)
あなたが気に入ったお店は持ち込みを歓迎しているか
前述の通り、お店によってはあなたの欲しい商品を取り扱っていないことがあるのですが、ロードバイク自体やパーツ類は量産品なので、あなたが気に入っているお店で取り扱っていなくても概ね別のお店やネット通販などで入手することが可能です。
対して、あなたが気に入ったお店というのは量産されている商品と違って替えがききません。
もしあなたが気に入ったお店が他店で購入したロードバイクや通販で購入したパーツの持ち込み整備や組み立てを快く請け負ってくれるのであれば、「このフレームはあのお店で買ったから」や「そのホイールはあのお店で買ったから」といった管理が必要なくなりますし、何よりも気に入ったお店であれば頻繁に出入りする可能性が高く、顔を覚えてもらえれば色々な相談をしやすくなるでしょう。
最後に
「初めてロードバイクを買うときに考えて欲しいこと」と題して記事を書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
前述の通りロードバイクは車両であり、車体の整備不良は重大な事故につながる可能性が高いので、そうならないように適切な整備を行ってくれる専門店を活用して欲しいと思い、本記事を執筆しました。
最初は特に敷居が高く見える専門店ですが、フランクに対応してくれるお店も増えていると思いますので是非あなたに合ったお店を見つけて欲しいと思います。