ZWIFTのおかげで室内ローラーを100km以上乗れたという話
こんにちは。
冬の寒さと新型コロナウイルスの蔓延による外出自粛要請が重なり、外に走りに行くのが億劫になっているザワです。
今回は外を走れなくてもボリュームのあるトレーニングしたいと思って参加した、ZWIFTの長距離レースについて記事書いてみようと思います。
長距離イベントを探す
ローラー台を使って淡々とメニューこなすというのが最も時間効率が良いトレーニング方法だとは思うものの、途中で嫌になるのが目に見えていたのでZWIFT上で開催される長距離のグループライドかレースのいずれかに参加して楽しみながらトレーニングしようと決め、ZWIFT POWERを使って長距離イベントを検索。
運良く(?)ZWIFT上で2番目に長いコース、The Mega Pretzel(距離: 107.0 km, 獲得標高: 1639 m)を使って行われるレースイベントを発見しました。
- ZWIFT POWER -
ZWIFT公式のサービスではないのですが、イベントを確認しやすいのでおすすめです!!
また、ZWIFT POWERに自分のZWIFTアカウントをリンクすればランキングやレースリザルトなども確認できます。
WKG Winter League 2020 / 2021 に参戦!!
参加を決めたイベントは海外の方が主催していたため、スタート時間は日本時間の21時。
使用されるコースは前述の通りZWIFT上で2番目に長いコース The Mega Pretzel となっており、走り切るには日付が変わるまでペダルを回す必要があり、最初は参加するか迷っていたのですが、最終的には途中で止めても良いという軽い気持ちで参加することにしました。
(ちなみにZWIFT上で最長のコースはThe Uber Pretzel 距離: 128.2 km, 獲得標高: 2384 m です。)
外に走りに行った場合は帰宅しないわけにはいきませんが、バーチャルライドの場合は自分の好きなタイミングでバイクを降りて、そのままシャワーに直行できるので、気兼ねなく参加できて良いですよね(^ ^)
レース前の準備
今回のように3時間以上漕ぐことが想定される場合、体に蓄えたエネルギーだけでは最後までもたないため、走りながらエネルギーの補給が必要となるのですが、急遽長距離レースに参加することにしたため、ボトル2本分のグリコ パワープロダクション CCDドリンク(約340kcal)を準備するのが精一杯でした。(後述の通り3時間以上のレースを想定すると補給の量が全く足りていません……)
■補給の量について
運動強度にもよりますが、1時間あたりボトル1本と炭水化物60g(240kcal)ほどのエネルギー補給が必要と言われています。
つまり、3時間以上走ることを考えるとボトル3本以上と720kcal以上の補給の準備が必要となります。
レーススタート
コンパニオンアプリでAカテゴリーにエントリー後、20時45分頃にZWIFTへログインして10分ほどウォームアップをしてからイベント会場へ移動し、スタートまで軽めにペダリングをしながら待機。
スタート時に先頭集団に残るためにスタートの5秒くらい前からパワーを上げていき、スタートと同時に周りの状況を確認しながら更に踏みまして集団前方へ。
このとき5.0w/kg以上で踏んでいないと集団の後方に追いやられる状態でした。
■ZWIFTイベントのスタートダッシュ
ZWIFTはパワーを上げてからアバターが加速するまでにタイムラグが有るので、そのタイムラグを考えてパワーを出す必要があります。
※スタート直後にパワーを上げても加速するまでにラグがあり、置いていかれるため、スタート前にパワーを上げておきます。
■参戦カテゴリー
わたしのパワーウエイトレシオは4.0w/kgよりも大きいため、Bクラス以上でのエントリーが必須(※)で、今回はAクラスでエントリーしました。
ちなみに今回参加したイベントは100km超えだからか参加人数は少なめで、Aクラスで50名弱だったと思います。
※CクラスやDクラスにエントリーすると、失格となります。
レース序盤
スタートダッシュが落ち着いた後、平坦は4.0w/kgほど出ていれば集団前方をキープできるものの、上りに入ると急激にパワーを上げて集団の分断を狙ってくるライダーが多く、何度目かの上りでこのままでは3時間以上走り続けられないと悟り、先頭集団から落ちることを選択しました。
レース序盤で先頭集団から落ちて引き離されてしまったため、ここからはトレーニングと割り切ってなるべく良い順位でゴールすることよりも、できる限り高いパワー(4.0w/kg目標)を3時間以上維持してゴールすることを目標に走ることにしました。
レース中盤
気づいたら先頭集団から落ちてきたライダーと、追いついてきたライダーとで8人ほどの集団ができたため、集団の前を引いたり集団の後ろに下がって体力を温存したりを繰り返しながらレースを進めていきました。
この集団の場合、平地は4.0w/kgほど出ていればほぼ集団の先頭を走る状態となり、上りに入ると4.0w/kg以上の出力を維持しないと集団から落ちるような印象で、目標にしていたパワー(4.0w/kg)を出力しやすい環境でした。
レース終盤
レースが終盤に差し掛かった頃にボトルと補給が心もとなくなってきたため、節約しながらレースを展開することにしたのですが、徐々に維持できるパワーが下がっていき、最後は集団から完全においていかれることになってしまいました。
そこで、集団に残れなかったけどここまできたら完走したいという思いが強くなり、最後は意地でパワーを振り絞ってゴール。
はじめてローラー台で100km以上走り続けましたが、率直な感想としてはZWIFTのイベントを使えば100km超えのライドが出来る、ということでした。
おわりに
ここまでZWIFTの長距離イベントについて書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
個人差はあると思いますが、一人ではできなくても集まれば出来ることもあると思いますので、この記事を読んでZWIFTの長距離イベントが気になるという方がいれば、是非体験してほしいと思います。
では、また!!