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櫻坂46 3rd Single BACKS LIVE!!

櫻坂46 3rd Single BACKS LIVE!!を目の当たりにしてから、早くも1週間経とうとしている。

残念ながらチケットを手に入れることはできず、会場で櫻坂46を感じることはできなかった。
しかし、櫻坂46のライブを、櫻坂46が見せてくれる今を前にいてもたってもいられなかった。

関東に住んでいるわけでもないのに、ついに人生で初めて、いわゆる「無券参戦」をしたのだった。
自分の気持ちが暴走していることに気づきながらも止められなかった。この感じは人生で久しぶりのものだったように思う。

ありがたいことに、今の櫻坂46に対する想いを共有できるBuddies(自分で言うのがまだ少し恥ずかしいなあ)の方々と共に、2日間とも配信を見ることができた。

凛々しく力強い姿から、切ない気持ちに寄り添ってくれる温かさまでステージで見せてくれる「櫻坂46」の今を、また感じることができてよかった。

個別の曲から感じた想いについては、散々ツイートしまくっていた気がする。


ここでは、BACKS LIVE!!の素晴らしさと、そこから改めて感じる櫻坂46の良さについて個人的な考えを書いてみる。

センターへの意志

1点目は、メンバーが自らの意志でセンターを担う頼もしさを感じられることである。

個人的には、メンバーはグループの大きな決定(楽曲、歌詞、フォーメーション、センター、ポジション…それらの方向性)に積極的に携わることはできない、もしくはかなり難しいように見える。

しかしそれは悪いことばかりではない。最終的に責任を持つべきはグループを率いる運営である以上、大きな決定は様々な考え方を持つ大人のいる運営がすべきだと思うからだ。

しかし、BACKS LIVE!!ではメンバー自ら立候補し、必ずしも一番希望する曲でないかもしれないが自らの意志を持ちセンターに立ってくれる。
そして、凛々しく、愛らしく、幸せに満ちた、そんな姿を見せてくれる。

メンバーみんなの内からにじみ出るものが見られて、また櫻坂46とメンバーへの頼もしさが増す。これはBACKS LIVE!!ならではのものと思う。

グループの変化に対する可能性

2点目は、グループの形が変わっていくことへの前向きな可能性である。

何事も、0から1を作り上げることが最も難しく苦しいことだと思う。
ステージに立ってくれる櫻坂46のメンバー全員が、与えられた楽曲と歌詞を自分のものとして理解しようとし、振りや表情といった生身の姿でそれを表現してくれる。
いつでも櫻坂46は、紛れもなく「0から1」を生み出してくれている。

その姿を心から尊敬するし、最初にセンターに立ってくれるメンバーや、それぞれのポジションに立つメンバー(いわゆるオリジナルメンバー)を頼もしく思う。
そして、オリジナルメンバーがグループにいる限りは、ライブにおいて、あえてセンターやポジションを変えることはしない(できない)と思うしそのことは当然とも思う。

一方、メンバーが別の道を選んだり、その時々に提示される楽曲が変わったりすることでグループは常に変化していくし、グループが続いていくためには時に変化せざるを得ない。
(そしてこれは、もっと踏み込めば、アイドルグループに限らない組織全般のことだとも思う。)

BACKS LIVE!!は、出演するメンバーを限定した枠組みで作られるライブである(運営としては、櫻エイト制度への批判――機会の不平等といったもの――に対応するために作り上げたライブなのかもしれないとは理解するが)。

そこでは表題曲も躊躇なく披露し、おのずとオリジナルから変化した形の「櫻坂46」を目の当たりし、さらにそこから「新たな櫻坂46」を見られる。

変化が避けられないアイドルグループにあって、その変化すら楽しみに思える櫻坂46が頼もしい。
そして何より、頼もしくあり続けてくれるのは、メンバーみんなが表現を大切にしてくれているからだなと改めて思わされている。

ファンの解釈を広げる機会

3点目は、これが個人的には最も大きいことだと思うが、櫻坂46やメンバーに対するファン側の解釈の幅を大きく広げる機会ということである。

2点目にも記した通り、特にこのライブでは櫻坂46の新たな側面を次々と目の当たりにさせられる。
そして、メンバーみんなの曲や表現への想いと、懸命な努力によって、その新たな側面も新たな正解にしてくれる。

メンバーみんなのことが頼もしくて好きだと思っているし、メンバーみんなの違いも個性として受け止めていたいと思いつつ、やはり「このメンバーはこういうイメージだな」というものが多かれ少なかれある。

そのイメージすらも、前向きに清々しく壊してくれるのがBACKS LIVE!!であるように思う。

さっぱりと書くつもりが思いのほか長くなってしまった。
気持ちがこもると文章が長くなる、大学生のころに戻ってきちんとレポートを書く生活を送りたい。

きりがないので、このあたりで区切りにしないと。
………この流れで特定のメンバーのことだけ触れるのは野暮かもしれないが、今回のライブで特に印象に残ったメンバーについて触れ、この文を閉じる。