マスタリング時のプラグインチェエーン
M兄、マスタリング時にプラグイン何使ってんすか?って良く聞かれるので僕のマスタリング時のプラグインチェーンを紹介します。
各種パラメーターはあせて教えません。各自で思考錯誤してマイ・ベスト・セッティングを見つけましょう。使用意図だけ書いときます。
上から順に大体この順で刺しており、楽曲によっては使わない物もあったりします。
1.UAD bx_digital v3
真っ先に刺すのがコレ。低域のカットの目的で使用しております。
M/S処理が出来るのでセンターとサイドで不要な部分をバッサリカットします。
2.UAD Neve 1073
次に刺すのがコレ。低域や高域をブーストする目的で使用しております。HiとLoのおいしい帯域をちょびっとブーストするだけでNeveの魔法がかかります。笑
3.UAD Millennia NSEQ-2
お次もブースト用のEQ。とある帯域のブースト専用で使用しております。ヒントは艶出し!
4.UAD Oxford Dynamic EQ
お次はダイナミックEQ。ハイハット等の金物やHiの耳に痛い箇所をこれで叩きます。
5.UAD Shadow Hills Mastering Compressor
ここでトータルコンプの登場。2db程軽くリダクションしてダイナミクスを調整します。こいつが俺好みにクリーンにパリっとかかるんですよ。この子、実機の価格が100万程します!
6.UAD Ampex ATR-102
お次はテープシュミ。デジタル臭いトラックの場合にアナログの色付用で使用しております。あとテープコンプ効果を狙ってレベル突っ込んだりもします。
7.FabFilter Pro-Q3
トータルコンプの後に最終調整用のEQ。下記スペクトロメーターを見ながら左から右下へゆるやかに下がっていくカーブになるよう出過ぎた帯域を下げたりひっこんだ帯域を持ち上げたりるのに使用します。
8.UAD Oxford Limiter
最後はリミッター・マキシマイザー。いつもこの段階でヘッドルームが-2db~-3dbくらいになるので一段がけで3db前後持ち上げてRMS10くらいになるように調整します。
以上、俺流マスタリング用プラグインチェエーンの紹介でしたー!