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9週目:「BRIDGES」

3月2日、今年も無事にアイル品川にて新体制発表会を行いました。
こちらの詳しい内容につきましては、下記のオフィシャル記事が出ておりますので、そちらをご参照いただければ幸いです。

さて、当たり前の話になりますが、発表会にはいろいろな意味と側面を持っていると言えるでしょう。

クラブの活動にご支援いただいてる品川区や、多くのパートナー企業さま、そして試合を応援してくれるファン、サポーターの皆さまに対し感謝を述べると同時に、新しいシーズンに向けての意気込みや方針を伝える場でもある。しかしだ、それくらいなら誰もが思い浮かべることであり、それだけなら品川CCらしくない。

そこでクラブが掲げる「BRIDGES」という言葉の登場となる。

日本語にすれば「橋」。その語源は「ものとものとを結ぶ『あいだ』の意味から、その両端部の『はし』をも意味するようになった」(出典:雄山閣出版「橋の文化誌」より)であり、橋という言葉が持つ本質的な意味合いは「繋ぐ、繋げる」となりますが、品川CCの場合は「クラブが何かと何かの架け橋」となることを指す。

・関わりの無かった企業同士がクラブをきっかけで関わりを持つ。
・クラブとパートナー企業様の関わりをきっかけに、選手の知見や仕事の幅が広がる。
・品川区の人たちが、クラブをきっかけにスポーツやそれぞれの競技に興味を持つ。

まあクラブオフィシャルでも、テーマとして書き記しているように、人、街、企業、社会といった存在に対し、架け橋となれるように活動するのが品川のテーマではあるけど、個人的に一番大事なのはクラブを通じて「他競技と混じり合うこと」だと思うんですね。

新体制発表会…
各競技からの報告やら、パートナー企業さま、ファンとの交流もあり、昨年以上な規模で開催出来た今年の新体制発表会。サッカークラブでの話となりますが、多分都道府県リーグクラスでここまでの規模でやるクラブは他にはないかな?とも思います。(まあ近年は鎌倉インテルさん、SHIBUYA CITYさんなど、ビッグな存在の都道府県1部クラブもあり「ないかな?」と軽くは言えませんが)

ただ、サッカーだけでこれだけの規模のイベントがやれたのか?と言われればそれは違うし、3人制バスケやアメフト、チアダンスにブラインドサッカーと言った畑違いの仲間がいるからこその話でもある。ただこれが、3人制バスケだけだったら?アメフトだけだったら?でも同じ話になるだろうが…

一つ一つの組織の力はまだまだ小さいが、品川CCという名の橋を渡ることで、それらが繋がりを持ち、混じり合うことで相乗効果を生み出し、イベントも年々成長を続けている。

サッカーだけをやって来た人は、どうしても「サッカーむら」の常識だけに囚われがちになるが、他競技と交わることでトレーニング方法、チームマネジメント、クラブ経営の違いを知ると同時に「この部分は参考になる」「これを取り入れてみたい」など、新しい知見と出会う場面は少なくない。

これこそが、品川CCがテーマとする「BRIDGES」の良さだと思うのね。

新体制発表会は大事なことがたくさん詰まっているし、何よりサポートしてくださるパートナー企業さま、ファン、サポーターに感謝を伝えることも大事だが、それと同じくらい大事なのは、首脳陣レベルだけではなく選手同士が競技の垣根を越えて交流を深めることなんだよね。

橋を架けるというのは、何も街だ、地域だ、社会だという話だけではない。
人として、アスリートとして、違う競技の仲間との間を取り持つ架け橋でもある。そういえば、今年のセカンド公式戦の初戦となった1月28日の試合では、ブルザイズの大辻選手が会場に駆けつけてくれて、サポーターと一緒に応援してくれていた。

こういうシーンこそが、まさに「BRIDGES」。

カテゴリーに関係なく、価値がここにはある。
この架け橋、どこまで伸びていくか楽しみだ。


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