10週目:積み重ねる
『隣の芝は…』の話ではありませんが、他所様の出来は気になるものだし、その結果が素晴らしいものであればあるほど「すげえ」になってしまいますが、SHIBUYA CITYさんは東京カップにて関東リーグ1部の東京23FCを下す番狂わせを演じ、同じ県リーグでのライバルとなるONODERA FCさんも、関東リーグ2部所属の厚木はやぶささんに勝利するなど、それぞれ好調を維持しており、やっぱり隣の芝は…になりがち(笑)
同県の強豪、他県で関東社会人に出てくるであろうライバルチームの動向は、同然ながら気になるところでもありますが、では品川CCはどうであろうか?
先月25日の県選手権決勝でONODERAさんに敗れ、開幕までの1ヶ月間は完全に調整期間となったが、そもそも天皇杯予選に出て格上にチャレンジする!ということを目標に置いていたため、TRMの対戦打診を積極的に行なっていなかったこともあり、先週、先々週の週末はトレーニングだけで過ごすこととなった。しかし、槙野監督だけではなく、ローモデルプレーヤーとして加入した那須さんのアドバイスを交えながら、チームの現状課題への取り組み、戦術の落とし込みを図るなど、公式戦予定が消えたからこそ有意義な時間を過ごせたとも言える。
そんなトップチームですが、ここから3週連続で格上とのTRMが予定されておりますが、2週間の成果がどれくらい出ているか?開幕に向けてどのくらいチーム力が上がって来たか?を図りたいところ。
上のカテゴリーから来た選手からは「間違いなく前にいたチームのポテンシャルより高いよね」と話す選手もいるが、事実として2022年は4位、昨年は7位と順位を下げている現実は無視できないもの。だからこそ、今年は例年以上に挑戦者という意識を高めて欲しいし、流れが特に悪かった昨年夏ごろによく見られた、ピッチ内、ベンチ含めて「黙って試合をしている」といったことがないことを願いたい。
ちなみにこれ、昨年国立で試合をしたときに、那須さんからも指摘があった部分でもある。
まあ先日のONODERA FCとの決勝戦では、現時点での完成度違いを見せつけられましたが、やられっぱなしで終わる訳にもいかないし、普段の練習から見ていて「こんなもんじゃないだろ?」と思うのですよ。
そして新体制発表会で、笑いながらパートナー企業さまから「いつまでここ(県リーグ1部)にいるんだよ?」と言われましたが、これ、愛あるイジリでもありますが、ある意味本音でもあると感じます。仕事もサッカーも本気で向き合うクラブ、選手に共感し、パートナーとして支えてくれる企業さまや個人さまがいて、初めて成り立っているクラブだからこそ、そろそろ結果で恩返ししないと。
確かに品川CCはJリーグを目指していないし、どこどこのカテゴリーを最終的に目指すと公式にリリースしてはいない。あくまでも高校、大学卒業でキャリアを終えるのではなく、仕事(ビジネス)もスポーツ(サッカー)も本気で取り組み、どちらも質の高いものを目指すのがクラブのコンセプト。確かに質の高い選手が集まり、質の高い練習は出来ているが、ただ関東リーグ昇格には届いていない…
自分たちのためだけではなく、支援してくれる、応援してくれているパートナー企業さまやファン、サポーターのために!という意識を、これまで以上に高めてくれたら嬉しいところ。
まあともかく、格上の3連戦をどう戦うが楽しみなところでもあります。