見出し画像

5週目:リモート采配を支えたスタッフ力

2月4日。
神奈川県社会人サッカー選手権2回戦において、昨年のリーグチャンピオンであるYOKOHAMA FIFTY CLUBさんと対戦し、3-1で快勝した品川CC横浜は準決勝にコマを進めました。

さて、この試合の前日に行われたアジアカップ準々決勝の話になりますが、対戦カードは日本 vs イラン、そしてピッチ解説は槙野智章さんでしたが、中には「あれ?品川CC、明日試合なのに監督ここにいるじゃない?」と思われた方も、もしかしたらいるかも?でしたし、正直な話「どうせ監督と言っても名ばかりでしょ?」という人もいたかもしれません。

確かに槙野さん、解説者としてだけではなく、タレントとしても多忙な毎日を過ごしている訳ですが、そんな中でも平日夜の練習にも参加してくれていたし、今回のカタール出張中においても「大事な試合なのでチェックしたい」と願い出ておりました。

まあそれがこのツイートのネタになる訳ですね。

ただこれを実現させる裏には、神奈川県協会が定める試合運営規定に違反するようなことがないか?なども確認し、ベンチ内に通信端末(まあスマホ、タブレット)など持ち込まない、使わない、試合中の伝達行為は不可といったことも踏まえた上で、いろいろ準備して来た訳です。

試合中の伝達はNGなので、監督からの指示は基本ハーフタイムだけという制約もありましたが、槙野さんの指示、狙いをスタッフが要約してそれをコーチングスタッフに伝えると同時に、交代で入る選手に対しては直接狙い、心構えなど伝えるなど短い時間だけではありましたが「リモート采配」がよりチームを好転させ勝利を呼び込むことに。

槙野さんの「どんな時でもチームとともに戦う」という姿勢をしっかり見せてくれた訳でもありますが、個人的には「リモート采配」実現に漕ぎ着けたスタッフの準備、対応というものにも敬意を表したいなあと思うところ。

何がOKで、何がNGになるかを、しっかり事前に県協会に確認するスタッフの対応に、映像をカタールにいる槙野さんと届けるための準備、さらに当日、雨は降るわ、クッソ寒いし…という最悪な状況の中、傘をさしながらな懸命に試合映像を撮り続けるスタッフ。

よく「品川CCって元Jリーガーが何人かいるし、槙野さんもいるし」と言われますが、個人的にこのクラブの「ここが凄い!」と思うのは、そういう名の知れた人の存在以上に、裏方としてクラブを支えることに徹する「スタッフ力(りょく)」だと思うんですよね。この日の試合会場での準備や県協会への折衝なども行ってくれたタケや島津さん。品川の練習や試合があるところで絶対に欠かせないホペイロのサトリュウくん、敏腕マネージャーの池さん、平井くん、そしてセカンドチームの面倒を見てくれる佐野さんなどと言った「支える側」のスタッフたち。

まあ槙野さん!とか、何人かいる元Jリーグ経験者たちばかりに目が行きがちになるけど、このスタッフさんたちがいなければ、品川CCというチームは成り立たない。そして今回は、インターン生のみんなも含めた「スタッフの力の結晶」がリモート采配を支えたということは付け加えておきたいなあ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?