![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90548208/rectangle_large_type_2_b1dd7e7925e1d1b152c47eddbb03d8d8.png?width=1200)
Photo by
takoyakiyuchan
つかのま
彼が感染症にかかってから2ヶ月後
私も同じ感染症で重症になり入院した
入院するまで気遣って連絡をくれ心強かった
あまりにも重症だったから
正直また会えると思っていなくて
退院後に会えて嬉しかった
その日は
彼と私がお気に入りのヘッドマッサージに行き
その後ランチのデート
たまたま入ったお店だったけど
テラス席とおもてなしが気持ちの良いお店だった
お料理が来て
シャンパンで乾杯して少しすると
彼が急に改まった顔で
「これからも色々あるでしょう
お互い頭おかしいし俺も気が短いし
それでも
何があっても
ずっと一緒にいましょう
改めて、これからもよろしくお願いします」
嬉しくて泣いた
泣いてるのがわからないように
下を向いたり、反対を見たり…
見上げた空の青さを
今でも忘れられない
渋谷のビルや新宿御苑が見渡せ
この上ないほどのおもてなしと
美味しいランチ
そして
何よりも彼と一緒だという現実
「幸せって、こういうことをいうのかもね」
「それ、俺も今思ってた。幸せだな俺たち」
また幸せの絶頂の続きが始まれば良い
淡い期待をしていた私