2022-08-23(tue)シュガーズ 『レギュラーライブ』at 神戸CASH BOX(配信)
❝シュッ❞な余韻
8月21日に『ライブハウス CASH BOXプロデュース』と銘打ち、いつものスタイルを脱ぎ捨て❝シュッ❞としたステージを行ったとのこと。
そのためか、1stステージはいつものようにピースフルな雰囲気でしたが、2ndステージはいつになくシリアスな表情が多かった気がします。
信頼するホームグラウンドのプロデュースで培った美点も取り入れ、ギャップが魅力的なライブになりました。
※使用画像はすべて配信のスクリーンショット。現在オフィシャルでSNSへの投稿を使用可能にしています※
帰ってきましたね!火曜日!(HERO)
現時点で自分はプロデュースライブを視聴していないのだが、よっぽど寡黙にステージをこなしたのであろう。柔軟に動くメンバーがいつも以上に楽しそうに見える。2曲目<Beautiful Sunday>で、ステップを踏んだり、マリオの如くピョンピョンと飛び跳ねたり。いつもの笑顔で「Good!」と放つIWAjIさん。HEROさんに至っては、普通に歌っているだけで「やかましい!」と叱責される始末だが、それすら楽しそうである笑。
続けて歌われた<買い物ブギ>・<ハピネス>では、いつも以上の威勢を飛ばすPANGさん、いつも以上の多幸感で包んでくれたEchoさんに、胸アツ。プロデュースライブでいつもの❝わちゃわちゃ❞を抑制された結果、ライブを走り抜けるためのアクセルとブレーキの踏み方が、巧妙になったのでは!と思いました。
バランスの良い歌を(Shinya)
料理が好きなShinyaさんは、飲食店に行くと❝バランスの大切さ❞を感じ、それを音楽にも活かしていきたいと話す。特にカバー曲が多いので、自身の気持ちや言動を軸に、曲が違和感なく伝わるように努めているのだとか。
そんなMC後に歌う<最後の雨>。真っ直ぐで純粋だからこそ、深く傷ついた男性の心がしっかり伝わってきました。また、激しかったり静かだったり、心情に合わせた雨音の調べ(コーラス)が聴きごたえあり。ていねいに好バランスなバラードを紡いでくれました。
ぱんだらのツボ
そして個人的にツボったところを記しておくこのコーナー。今回は久しぶりにパンジ(PANG&IWAjI)がやってくれました。PANGさんが野球の思い出を話した時のこと。
P「野球だけはどうしても好きになれなくて…だって怖いじゃないですか」
I「(食い気味に)怖いよ(ーΔー)」
P「危ないじゃないですか」
I「そうだよ!球が飛んでくるんだよ(ーΔー)」
P「あんな怖い競技あるかなと思って…」
I「(無言でうなずく)」
甲子園を機に野球の魅力に気がついたかと思いきや、必死に危険さをアピールするPANGさんと、それに加勢するIWAjIさん。野球の話をしている間、IWAjIさんの表情が硬すぎる…。野球の誘いを頑なに断る姿も。どんだけ笑。
この日は冒頭のメンバー紹介でも共に「うすしおが好き」と答え、なにかとシンクロしていたので、愉快でした(´▽`)
自由研究!? 紙粘土で作ろう!
1.5ステージはシュガーズ夏の自由研究と題して、紙粘土でオブジェ作り。ステージ上でコネコネ、ペタペタ。毎週さまざまな企画を用意しているなぁ~と思っていましたが、これはいちばん画(え)の想像がつかなかった笑。
制作時間約7分で、メンバー想い想いに作品作りへと没頭。作品は来場されたお客様がジャンケンをして、プレゼントされました。個人的にはShinyaさんの作った「すずめのピヨちゃん」が気になりました。本編でぜひ完成品をお楽しみください(=゚ω゚)ノ
シリアスゾーン
後半は心に深く刺さる楽曲の印象が強い時間だった。曰く、プロデュースライブの延長戦のようなセットリスト。スクショもいつになくエモづくし。
歌謡ムード漂うオリジナル曲<Frustrater>からスタートし、いつもの溌剌さとは違い、少々の毒気を含んだPANG節にジワジワ蝕まれる。
アップナンバー2曲を歌い、Echoさんが思わず「ふぅ~」っと安堵をもらす。しかし、この日は彼にとってさらなる山が。カバー曲<いのちの歌/竹内まりや>の初披露だ。いのちの輝きを表すようなコーラスに神々しく照らされ、彼の声が持つ優しさが立体的に聴こえる慈愛に満ちた世界観。女性シンガーの曲ということもあってか、聖母のような雰囲気も纏っていた。若い自分が深く届けられるだろうかと不安もあったようだが、彼自身が話した通り、歌の世界を取り込んで、自分の歌声に誇りを持って成長をしてほしいなと思った1曲でした。
最新オリジナル曲<混沌な毎日>を歌うのはHEROさん。矛盾の中で答えを探し回る日々を描いています。【数式になんかじゃ解けやしないー】という歌詞が、想いをぶつけ合うことの大切さを感じさせます。くすんだ心を抱えながらも必死に手を伸ばす様子が、人間らしく力強いエネルギーを感じた1曲です。
夏が足りない!
IWAjIさんが「(みなさんのおかげで)今日もシュガーズを生きれた!」と、来場・配信の観客に向けて感謝を述べる。ライブはバンドの命。ライブをするたびに生まれ変わっていくから、おもしろいのだな。どんなライブであっても全身全霊で届けてくれることにこちらも感謝したい。
毎週のレギュラーライブはもちろんなのだが、夏ツアー後半戦に突入している彼ら。その雰囲気を少しでも感じてもらうべく、アンコールは<あー夏休み>。HEROさんがステージ中央に躍り出てラストスパート!…と、横に目をやるとEchoさんとIWAjIさんも大きなステップで負けていない。Shinyaさんのベースボーカルも一段とグルーヴィーになっていく。これからプロデュースライブを見るのももちろん楽しみだが、やはりこの熱さを感じるシュガーズのかっこ良さはいちばんに推しておきたい。
今年、自分が夏曲を聴けるのはこのライブが最後。
秋が深まる頃には、どんなシュガーズになっているのかが楽しみです!
↓8月23日公演配信アーカイブはこちら(購入期限は9月6日まで)↓
★来月は9月27日に参戦予定。
お誕生日をお祝いしてもらいます!今年は誰を指名しようかな(´▽`)
夏ツアーわずか!新カバーアルバム発売中!
レギュラーライブ、ツアーの情報は公式ホームページへ↓
↓ここから下セットリスト↓
★2022年8月23日(火)セットリスト(★はオリジナル)
ー1st stageー
1.Our Song(★)
2.Beautiful Sunday
3.買い物ブギ
4.ハピネス
5.最後の雨
6.口ぐせ(★)
7.君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。
ー1.5st『夏休み企画“自由研究発表会~紙粘土で作ろう~”』ー
ー2nd stageー
1.Frustrater(★)
2.Desperado
3.トリコ
4.手のひらを太陽に
5.いのちの歌
6.混沌な毎日(★)
7.夏色
アンコール
1.あー夏休み
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