【不倫・サレ妻】 第4話 「モヤモヤ」
私は出勤してすぐに先輩方にバツイチ、子持ちだったことを伝えた。
先輩方からは、
「それ家に子供いるんじゃない?まだ別れてないんじゃない?」
と言われ
「近くに住んでるらしいから、流石にそれはないと思うけど...」
と返しつつもその可能性が出てきた。
廃は、いつか娘にも会って欲しいと言っていたこともあり、その時が家に呼ぶタイミングなのかな?とも思った。
私はバツイチ、子持ちなことに不満があるわけではない。
私の両親は離婚していて、母側について育った。父親はとてもろくでなしで、離婚したらどんどん父親らしくなくなっていき、大嫌いだ。
だから、父親なら父親らしいことをしてあげるべきだと思うから、子供とも会うべきだし、バツイチだから悪いと言うことは何もない。
バツイチは、1度失敗しているからこそ学ぶことがあるはずだからだ。
ただ、付き合う前に散々話していたのにその部分を触れてこなかったり、廃の家を知らなかったり、廃のタイミングでしか会うことがなかったりと通常の交際と違う気がすると思っていた。
そもそも私は、ずっとスポーツに熱を入れていたこともあり男性経験が本当に少ない。
交際しても、スポーツ優先にしていて別れることが多かったり、会う時間がなかったりで全然恋愛できずにいた。
なので、廃のことは自分がやりたいことに熱中してる人としか思っていなかった。(当時はバーをオープンしていたから、バーのことで頭がいっぱい等)
それから数ヶ月変わらず交際は続き、ある日に廃から体調を崩したと連絡があった。