トム・クルーズのホンの読み方?
「自分のサイズが分からない。その3」
「自分のサイズが分からない」と云うタイトルではなかなかに引きが弱いのではないかト気が付いて、今週はサブタイトルをメインタイトルにしてみたのだが、果たして……??
さて、「トム・クルーズのホンの読み方?」とは、トム・クルーズの読書の仕方ト云う意味ではない。
トム・クルーズの台本または脚本または……。要するにホンの読み方である。
で、普通は最初から終わりまで読む。コレを通読ト云う。
主にストーリーを知るための読み方だ。
ところで、アル・パチーノの家には脚本部屋ト云うのがあって、その部屋にアル・パチーノに持ち込まれた映画の脚本が山積みにされているト云う。その山の高さは約二メートル。その山が五つから六つくらいあるト云う。アル・パチーノのインタビューの本に書いてあった。その中から面白そうなホンを選んで、それが面白ければ出演を決めるらしい。アル・パチーノが最も人気があった頃のエピソードである。
さて、トム・クルーズに依頼される映画の企画ってのは何本くらいなのだろうか?
おそらく往年のアル・パチーノのそれかまたはそれ以上だろう、多分。
ト、すると、一冊ずつ丁寧に読んでいる暇はない。誰かに代読して貰うかはたまた……。
そこで、コノ方法の登場である。
ただし、コレはあくまでも都市伝説。あるハリウッドの有名な脚本家さんの本に書いてあった。
その脚本家さん曰く、ハリウッドのスター俳優は殆どコノ方法で読んでいるらしい。
それも通読する前に!?
で、その方法とは?
先ず、自分の役の登場シーンを読む。
次に、自分の役の退場シーンを読む。
で、そこに大きな変化があったら、その後、全部読んで出演を決める。
大きな変化とは、例えば、死、だ。
初登場した時に元気はつらつだった登場人物が退場時に死んでしまったら、何があったのだろう? ト思うでしょ。
そこで、役者は演じ甲斐を感じるワケですよ。
お、コレは、いい役だな。ト。
それで、出演を決めるワケです。
ですが、だからといって必ずしもそれが名作なったり、ヒット作になったりするワケではありません。
映画ですからね。他にもいろいろな要素が働きますからね。
それでも、コノ方法はかなりの確率でいい役をセレクト出来る方法だと思います。
試しに映画を観た後に、主人公の登場シーンと退場シーンの変化を比べて見ると面白いかも知れませんね。
たまには、別の角度から映画を鑑賞するのも良いかも知れませんよ。
んじゃ、また。