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6月20日、私の愛する澤近泰輔先生のバースデーライブ、「澤近泰輔65祭 The Chronicle」に参加。この日の衝撃、私はずっと語り続けるだろうと思う。

澤近泰輔先生については説明するまでもなく、多数のヒット曲を編曲、あのデイビットフォスターを驚愕させた、日本が誇るキーボーディスト、編曲家、作曲家だ。この一夜、私はその澤近泰輔先生の絢爛たる音色の中で、「宇海」 - その秘蔵っ子の歌唱に心を奪われた。

以前から、澤近先生の発信を通じて、その名を知ってはいた。

YouTubeなどではその存在を目にしていたし、曲も繰り返し再生してはいた。素敵なヴォーカリストだとは思っていた。

だが、生でその存在を見た時の衝撃は、言葉にならない。あまりにも圧倒的な宇海さんの存在感に、私はただただ唖然とするしかなかった。自分でYouTubeを掲載しておきながら言うのもアレだが、宇海さんだけはYouTubeではなく生で聴いてくれと言いたい。その声、その圧巻のパフォーマンスは、生で体感して頂くしかない。それこそが宇海の真髄だ。

ライブでここまでの衝撃を受けた女性ヴォーカリストは、中納良恵さん以来。いや、それ以上かもしれない。

やはりその才能は探り当てられた。 フジテレビだ。

「FNSチャリティキャンペーン」50周年記念ソングが、宇海-UUMI-&澤近泰輔「WINDY ROAD」 に決定したらしい。

本当の歌姫ってのはこういう人のことを言うのだろう。おそらく彼女に苦手な曲などは無い。あるはずない。歌えない曲なんてあるわけがない。この日もあらゆるジャンルの曲を人智を超越したレベルで聴かせていただいた。私には音楽の知識は無いが、それでも断言できる。彼女は天才だ。

その辺に転がっている坦々たる楽曲では彼女の才能に追いつかないだろう。 一流の料理人には最高の食材を用意すべきだが、その点、彼女には澤近先生がいる。芸術を組み上げる場として完璧だ。またひとつ私の人生に楽しみが生まれた。

ライブ直後、あまりの衝撃に私はその感想をツイートした。 「美声の絨毯爆撃」 それ以上の表現が見つからない。

彼女の声はとても美しい。そして誰よりもパワフルだ。見た目は小柄な女性だけれども、その声は重戦車のように重くたくましい。そう思うと、次の瞬間には天使のように繊細な歌唱も見せつけてくれる。豊かな表現力と共に、ステージをいっぱいに全身を使って歌う姿にも震えた。自分の耳が喜んでいるのがよくわかる。

彼女を見る澤近先生の優しい視線もいい。 澤近先生の「どう?この子、凄いでしょ!」が伝わってくるライブだった。 この日はASKAさん、八神純子さんという超大物ゲストを差し置いてトリをまかせられていた。澤近先生の「締めてください」の一言もとても印象的だ。

間違いなくあの瞬間、芸術の最高峰は町田にあった。

数日を経ても、あの衝撃、感動は色褪せない。


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