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Photo by
htohsaki
『岳(がく)』生死に関わる仕事
最近漫画家の石塚真一さんのコミック漫画『BLUE GIANT』を初めて読んでから石塚真一の作品に興味を抱き、石塚作品でそれより先に発表されていたコミックの映画版を見ることにしました。
今NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演している小栗旬さんが扮する主人公:島崎三歩、長澤まさみさんが扮する新人救助隊員:椎名久美がその舞台となる長野県警山岳避難救助隊をもとに、山岳遭難救助隊の活動を描いた作品です。映像的にも山の素晴らしさが映され気分をよくしてもらいました。しかしストーリーの内容は険しいシーンの内容で遭難者の生死に関わる内容もあり、また足を切断するような残酷ですが、生きるための手段としての対応もしなければならなかったというシーンもあり、自分なりにショックを受けながらもみて山岳遭難救助隊の大変な仕事を垣間見ることができました。
この映画を娯楽として鑑賞したのと同時に現実的な話として、生死に関わる仕事を前線でされている方にとっての組織の動きとトップの判断が非常に重要であると改めて認識しました。救助最優先であると同時に隊員を投入すべきか一時撤退するかの判断、気象を見ての判断などの映像とストーリーの展開にひきこまれてしまいました。また自分の仕事に対して取組む真摯さを再認識できたことは良かったと思いました。