見出し画像

『小学生からのSDGs入門』 マンションSDGs

2021年 11月 26日 初版、株式会社KADOKAWA 発行のこの本書は一般社団法人SDGs支援機構事務局長、SDGs専門メディア「SDGsジャーナル」を運営されている深井亘光さんの著書です。

まず小学生からの入門編ということで記載されていますこのタイトルで、私は小学生からはまだ早いのかなという勝手な思いを抱いてしまいましたが、それは誤った考えであると思いました。

小学生のころからこのSDGsを理解することは、昔も今も授業で「道徳」を学習していく感覚と同じで、社会において当たり前の知識として身に着けておくべき内容であり、機会あるごとにそれらと取り組むことが自然にできるようになるようなことであることがわかりました。

 またQRコードでアニメーションが見れ、わかりやすく説明してあり、「目標1 貧困をなくそう」から「目標17 パートナーシップで目標を達成」まで揃えてあります。小学生とは言え大人にとってもわかりやすい入門編でありました。

 今SDGsはどうなっているのか?Sustainable Development Goals:略称 SDGs(エスディージーズ)は17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる持続可能な開発のための国際的な開発目標となっています。

 ミレニアム開発目標が2015年に終了したことに伴って2015年9月の国連総会で採択された『持続可能な開発のための2030アジェンダ』(Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development, または単に2030 Agenda )に記述された2030年までの具体的指針となっています。

英語で記述する必要はありませんが元の英語を理解していただけたら、日本語に当てはめている17の目標がより分かりやすいのではないでしょうか?

(1)No Poverty 貧困をなくそう(2)Zero Hunger 飢餓をゼロに(3)Good Health and Well-being すべての人に健康と福祉を(4)Quality Education 質の高い教育をみんなに (5)Gender Equality ジェンダー平等を実現しよう(6)Clean Water and Sanitation 安全な水とトイレを世界中に(7)Affordable and Clean Energy エネルギーを皆にそしてクリーンに(8)Decent Work and Economic Growth 働きがいも 経済成長も(9)Industry Innovation and Infrastructure 産業と技術革新の基盤をつくろう(10)Reducing Inequality 人や国の不平等をなくそう(11)Sustainable Cities and Communities 住み続けられるまちづくりを(12)Resiponsible Consumption and Production つくる責任 つかう責任(13)Climate Action 気候変動に具体的な対策を (14)Life Below Water 海の豊かさを守ろう (15)Life On Land 陸の豊かさも守ろう(16)Peace Justice and Strong Institutions 平和と攻勢をすべての人に(17)Partnerships for the Goals パートナーシップで目標を達成しよう


参考で一つ上げさせていただきますと(6)「きれいな水と衛生」が直訳ですが、日本語のSDGでは少し意味を砕いて「安全な水とトイレを世界中に」 となっています。 水に関しては日本はめぐまれている方で、災害などの時以外は水の恩恵を十二分に受けており、また国民の意識も高く、きれいで清潔で安全な水が基本的に日本全国確保できています。しかし世界を見てみますと、まだまだ日本のような状況には程遠い状況の国々もまだまだあります。

自分のこともできていないとか、自分ができていないのに、世界に目を向けてということも言われる方もおられると思いますが、実は自分の身近なところからSDGsは関わっているということが今回改めて認識することができました。

具体的にはマンションで管理スタッフをされているKさんに話を聞くとそこのマンションは3棟合わせて462戸のご家族が住んでおられます。その活動母体の自治会子供会では資源ごみの回収ということで毎週、瓶、金属、プラスチック、ペットボトル、缶、新聞紙、段ボールに分けて業者に売却引き渡して回収金として利益も確保できSDGs第17番目の目標 「みんなのパートナーシップで目標を達成しようという活動とで一石二鳥の効果を得られています。これらの活動がSDGsという認識のもとの活動ではなく自主的な活動となっており私は子供会に対してSDGsに参加しているよと伝えてあげたいです。

いいなと思ったら応援しよう!