夏至に見る夢は。
昨日、数か月ぶりに大型書店へ行った。
欲しかった本があったのだが、できれば手にとって買いたくてずっと我慢していたのだ。売り上げが減ったであろう本屋さんを応援するためというのもあるが、田舎なので初版がまだ店頭にあると思ったのだ。思惑通り初版が買えた。田舎の本屋さん最高!!
さっと買い物を終わらせるクセがついてしまい、本を買ってすぐ帰ってしまったが本屋さんっていいものだなとしみじみと思った。
静かで一人で行っても楽しめる空間、ここ数か月これに一番飢えていた。カフェとか映画館とか美術館に行けるってすごいことだったのだな。家でもおいしいコーヒーは飲めるし、配信で映画は見ることができるし、VR美術館もあるがやはり足を運んであの空間で楽しむことに意味があるのだ。
本屋さんで紙やインクのにおいを嗅ぎ、本好きのお客さんやてきぱきと働く店員さんの気配を感じながら本を手にとってぱらぱら見て気に入ったものを買うという行為はなんとも言えない満足感がある。ネットでぽちっと買えるのは便利だけれど、やはり本屋さんで買うこととはかなり違うのだ。
本屋さんで紙カバーをかけてもらえるのはとてもありがたい。私は手の油分が多い方で好きな本を夢中で読んでいるとなぜか手に汗をかきやすいので、新しく買った本はなるべくカバーをかけた状態で読んでいる。素早く紙カバーをかける店員さんを見ると本を買う喜びをより深く感じるような気がする。
本って気をつけて扱っていても何年も経つと紙が変色していくのがちょっと悲しい。それだけ長い間私が所有しているという証なのかもしれないが、お菓子食べながら読んだりしていないのになぜ・・・。やはり私の手の油分とか汗のせいかな。
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夏至の日の夜に見る夢は冬至までの半年を占うのだそう。目覚めてみてぼんやり思い出してみた映像をメモしておく。
「閑静な住宅街にあるマンション、夏の雪、笑っている私」
悪い夢じゃなくてよかった。
夏の雪は異常気象だからよくないのかもしれないけれど、ベランダに積もった雪を手ですくって笑ってたんだよな、私。かき氷にしたいほどきれいなふわふわの雪だった。