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【映画感想】ジョーカー

作ってから長らく放置してきたnoteのアカウントを動かす事にしました。
どうぞよろしくお願いします。

さて、ジョーカー、観てきました。
結論として、僕は凄く共感出来ました。

ただ、僕は実はまだ、ダークナイトは見ていません。
ジョーカーに触れたのは、「ティムバートン版」ですし、それもかなり記憶が薄れています。
ですが、それ故に目線はフラットだと思います。


【以下、ネタバレ注意】

彼の笑いには「身体的(心理的でもある)反射」で出てしまう笑いと、純粋に笑いどころが異なる笑いがありました。そして(恐らくは突発性)振戦も持っており、それらが重なって生き辛さを形成し、少しずつ歯車が噛み合っていくような話でした。

他人の悪意には悪意で、善意には善意で返す彼は、凄く純粋です。
そのようにしか生きられないだけであって、良いことだとは思えませんが、多分どうしようもありません。

医療が中断されるリスクは、全く他人事ではありませんでした。薬が無くなれば、僕も日常生活を営む事は難しくなるでしょう。

彼の持つ性質が先天性か後天性かは、敢えてボカして描かれていると感じました。そしてそこが違えば、作中の「実際の」出来事も大きく異なってきます。そこは余白を残していましたね。

「彼に優しい世界」を望んだと思われる、作り手の優しさと冷たさと温かさに溢れた物語であったなぁ、と感じました。

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