X JAPANのHEATH(ヒース)さん、癌（がん）で逝去、55歳 YOSHIKIキャンセルして帰国、最後の共演は8月
X JAPANのベーシストであるHEATHさんが、がんのために亡くなっていたことが明らかになりました。享年55歳でした。
ウェブ『NEWSポストセブン』が11月7日に報じたところによると、HEATHさんは体調不良を訴えて医師の診察を受けた際にがんが発見され、10月下旬にこの世を去ったということです。X JAPANのリーダーであるYOSHIKIさんが11月3日にInstagramに投稿した喪服姿の写真は、HEATHさんとの別れを告げるために日本に帰国したものだったとのことです。
HEATHさんは1968年1月22日に兵庫県尼崎市に生まれ、中学生のころからバンド活動を始めました。プロとしてはPARANOIAやmedia youthなどのバンドで活躍しました。
X JAPANに加入してからの活躍
1992年にX JAPANに加入したHEATHさんは、初めて参加したレコーディングが30分に及ぶ壮大な楽曲『ART OF LIFE』で、初めてのライブが東京ドーム、初めてのテレビ出演が『NHK紅白歌合戦』という、音楽界の最高峰からスタートしました。
加入前には、二日酔いのままメンバーとのセッションに臨み、完璧に演奏して帰ってしまったというエピソードがあります。そのときにHIDEさんとPATAさんが「こいつはXにいてもおかしくない」と感じたと言われています。
1996年には、ソロとして『迷宮のラヴァーズ』をリリースし、アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマにもなりました。
1997年にX JAPANが解散した後も、Dope HEADzやRATS、Lynxなどのバンドで音楽活動を続けました。
2007年にX JAPANが再結成され、2014年にはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでのライブを成功させました。
最後のステージはYOSHIKIとのコラボ
HEATHさんが最後にステージに立ったのは、8月20日に行われたYOSHIKIさんのディナーショー「EVENING/BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN 世界一豪華なDINNER SHOW」の最終日でした。そこでは、YOSHIKIさんと最近5時間も電話で話したことや、毎日ベースの練習をしていたことなどを明かしました。
YOSHIKIさんとは、X JAPANの『Rusty Nail』をクラシックバージョンで披露し、東京ドームでのライブを約束しました。YOSHIKIさんは「また近いうちにお酒を飲もう」と言って、HEATHさんの肩を抱きました。
その約束から2か月も経たないうちに、HEATHさんは天国へと旅立ってしまいました。SNSでは、多くのファンや関係者がHEATHさんの死を悼んでいます。
X JAPANのHEATHさんががんで逝去したという衝撃的なニュースに、心から哀悼の意を表します。
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[NEWSポストセブン]より