【2024年のスーパーボウルのハーフタイムショーに出演予定だったリゾ(Lizzo)がセクハラで告訴されて降板】
スーパーボウルはアメリカの国民的スポーツイベントで、毎年数億人が視聴する。
その中でも最も注目されるのがハーフタイムショーで、世界的な歌手やバンドが華やかなパフォーマンスを披露する。しかし、2024年のハーフタイムショーに出演する予定だったリゾは、元従業員からのセクハラや体型差別などの訴えにより、候補から外されたという。
【元従業員からの告発】
リゾはグラミー賞受賞歌手で、自分の体型やセクシュアリティを前面に出した曲やステージで人気を博している。しかし、彼女の元ダンサー3人が、リゾがツアー中にセクハラや体型差別などのホスティルな職場環境を作ったとして訴訟を起こした。ダンサーたちは、リゾが自分たちの体重増加について指摘したり、会議を録音したことを理由に解雇したりしたと主張している。
リゾはこの告発に対して、事実無根で信じられないと否定した。彼女は声明で、「普段は虚偽の主張には反応しないが、これらは信じられないほどあり得ないし、あまりにも衝撃的だ。これらの話は元従業員たちから来ているが、彼らはすでに公に自分たちの行動が不適切で非専門的だったと認めている」と書いた。
また、「時には難しい決断をしなければならないが、誰かを不快にさせたり、チームの重要な一部として価値を感じさせなかったりするつもりは決してない。私は自分のセクシュアリティや表現力にとてもオープンだが、それを利用して私を違うものに仕立て上げることは受け入れられない」と付け加えた。
さらに、「私たち女性が世界で受けるべき尊敬は何よりも真剣に受け止めている。私は毎日体型を恥じられる感覚を知っているし、絶対に誰かを体重で批判したり解雇したりしない」と述べた。
【裁判への対応】
一方、ダンサーたちの代理人であるネアマ・ラフマニ弁護士は、リゾを裁判にかけると脅し、訴えを裏付ける証人が増えていると主張した。「リゾがこれらが起きなかったと否定しているのであれば、裁判で決着をつけよう。毎日訴えを裏付ける証人が現れているので、私たちはリゾと彼女のチームと法廷で対峙するのを楽しみにしている」と彼は言った。
【スーパーボウルからの降板】
このスキャンダルの影響で、リゾは2024年のスーパーボウルハーフタイムショーに出演する可能性がなくなったという。デイリー・メール紙によると、NFLの関係者が、リゾは「最有力候補の一人」だったが、「即座に落とされた」と語ったという。「リゾがハーフタイムの祭典に関わる話や、国歌を歌う話は、彼女がスキャンダルに巻き込まれている今は終わりだ」とその関係者は言ったという。
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