“私人逮捕系”YouTuberの中島蓮容疑者らが覚醒剤で逮捕、自らの動画で証拠を残していた
中島蓮容疑者とは
中島蓮容疑者（30）は、今野蓮という本名で、“私人逮捕系”YouTuberとして活動していました。自称・パトロール系「ガッツch」というチャンネルを運営し、痴漢や薬物などの犯罪者を自ら逮捕するという動画を投稿していました。中島容疑者は、自分が「私人逮捕」という言葉を世に広めたと豪語していました。
しかし、その中島容疑者が、自らの動画で証拠を残していたことが、逮捕のきっかけとなりました。
逮捕の経緯
中島容疑者は、2023年8月にYouTubeに投稿した動画で、覚醒剤を所持しているという男性を警察に通報し、逮捕の現場を撮影していました。しかし、この動画は、中島容疑者らが男性をそそのかして覚醒剤を買わせ、JR新宿駅前に呼び出したものでした。中島容疑者らは、インターネットの掲示板で女性になりすまし、覚醒剤を一緒に使おうと持ちかけたのです。
この動画には、先週、名誉毀損の疑いで逮捕された「煉獄コロアキ」こと、杉田一明容疑者（40）も参加していました。杉田容疑者は、中島容疑者と同じく、“私人逮捕系”YouTuberとして活動していました。
警視庁は、この動画をもとに、中島容疑者ら2人を覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕しました。逮捕された際、中島容疑者は、警察車両内でマスクを外して笑っている様子が目撃されました。
警察の見解
警察は、こうした“私人逮捕系”YouTuberの活動を問題視しています。フジテレビの上法玄解説委員によると、警察は、中島容疑者らが、“ない事件”をでっち上げて、動画撮影のために騒ぎを起こしたことを非常に悪質だと判断したとのことです。警察は、こうしたビジネスを許さないという姿勢を、捜査で示したいと考えているということです。
まとめ
“私人逮捕系”YouTuberの中島蓮容疑者らが覚醒剤で逮捕された事件は、インターネットの世界と現実の世界の境界を曖昧にする問題を浮き彫りにしました。自分たちの動画のために、他人の人生を狂わせるような行為は、絶対に許されないと思います。皆さんも、インターネット上の情報には、常に批判的な目を持ってください。
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ソース元: フジテレビニュース