安室奈美恵の楽曲がサブスク配信から消えた理由とは？前事務所との確執や息子の一言が影響か
引退から5年が経った2023年11月16日、安室奈美恵（46）の楽曲が配信サービスから突如削除された。ファンの間では衝撃と悲しみが広がったが、一体何が起きたのだろうか。
配信開始から1週間で最多再生数を記録した安室の曲
安室の楽曲が配信サービスに登場したのは、2018年9月に引退した後の2019年6月16日だった。アップルミュージックでの限定配信でスタートし、その後はSpotifyやAmazon musicなどでも聴くことができた。
配信開始から1週間で日本人アーティスト史上最多の再生数を記録するなど、安室の歌の人気は衰えていなかった。CDを持っていない若い世代のファンも増えたという。
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しかし、2023年11月16日になると、突然配信が停止された。ファンは混乱と悲嘆に暮れた。
「CDを持たないファンは悲鳴を上げています。それだけ、彼女の歌が愛されてきた証でしょう」（レコード業界関係者）
前事務所との関係が配信停止の背景に？
配信停止の理由は明らかにされていないが、噂されるのは、安室が芸能界入り以来約20年以上にわたって所属していたライジング・プロとの関係だ。
安室は2014年5月にライジング・プロの平哲夫社長らに事務所を辞めたいと直訴した。その後、印税や報酬の割合引き上げ、原盤権の譲渡などを要求する提案書を渡し、引退も仄めかしたという。
結果的に、2015年にライジングとの契約を終了した。その後は、引退までプロデューサーで公私ともに親しい西茂弘氏がマネージメントを担当した。
引退発表直後の2017年に発売したベストアルバム「Finally」は2019年末までに245万枚を売り上げ、2010年代で最も売れたアルバムとなった。しかし、これも前事務所との確執を象徴する作品だった。
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前事務所時代の曲の全てを、歌、演奏ともに新たに録音したのだ。これはテイラー・スウィフト方式とも呼ばれ、かつての音源の権利を持つ前事務所に売上が流れないためのやり方だった。
配信サービスについても、原盤権を持つ前事務所に収入が入る仕組みだった。安室は前事務所へ収入が入るのを嫌がって、契約更新にストップをかけたのではないかという見方もある。
「レコード会社が原盤権を持つ前事務所と配信会社との間を取り持つ形になりますが、アーティスト本人の意向も契約には影響します。安室が前事務所へ収入が入るのを嫌がって、契約更新にストップをかけたのではないか」（レコード業界関係者）
完全引退を考えたのか？息子の一言がショックだったという話も
もう一つの可能性として、安室が完全引退を考えたのかもしれないという声もある。
今年、故郷の沖縄で引退の年から5年に渡って行われてきた花火大会の「WE ♥NAMIE HANABI SHOW」が最後となった。花火とともに、彼女のライブ映像が流れる有料イベントで、安室自身が沖縄の経済に貢献するなら、と5年間の約束で開催を許可していた。
配信についても、引退から5年という節目での終了を考えたのかもしれない。
「今年、故郷の沖縄で引退の年から5年に渡って行われてきた花火大会の「WE ♥NAMIE HANABI SHOW」が最後となりました。花火とともに、彼女のライブ映像が流れる有料イベントで、安室自身が沖縄の経済に貢献するなら、と5年間の約束で開催を許可していました。配信についても、引退から5年という節目での終了を考えたのかもしれません」（レコード会社社員）
さらに、最も身近な人物の声が影響したという話もある。
彼女の長男（25）は、配信世代の息子だ。彼が「お母さんの曲、全然配信のランキングに入らないじゃん」と言ったことが、安室にショックを与えたという。
安室は引退直前のインタビューで、「ママの息子で良かった、といつか思ってもらえるように仕事と向き合ってきた」と話していた。その息子から言われた一言に、心が折れたのかもしれない。
所属レコード会社に、配信停止の理由について訊ねたが、締切までに回答はなかった。
いずれにせよ安室ファンは、とてもセレブレートできない状況が続いている。
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ソース元：週刊文春
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