米国債のフィッチ格付低下による影響は?(大和証券 谷栄一郎氏/モーサテ20230803)
フィッチは、コロナによる100%だった債務残高(対GDP比)が、120%近くまで上昇し、改善しないことを確認し、AAAから格下げをした。
イエレン財務長官は、国債は安全で流動性高いと反論、一方でCRFB(責任ある連邦予算委員会)財政は持続不可能で赤字削減を進める必要性があるとコメントを残し、バランスが取れているのがアメリカの強みとコメント。
冷静に二つ認識してほしいと。
⑴2011年に比べて、AAAの国債に運用すると約束している機関投資家には自動売りになるためネガティブ
⑵メディアの情報により、市場参加者がパニックになる
日本国債はAフラットで、アメリカとは比較にならず、頑張って欲しいところ。