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シリコンバレー銀行破綻から半年後、ハイテク企業が集まるシリコンバレーでの変化
ベンチャーキャピタル USVP ダフィナさんからのコメント
今は嵐の前の静けさ、つまり時計の針は進み、資金を使い果たす企業が出てくる。そして2023年末から2024年初旬にかけて、急激な金利上昇が追い打ちとなり、倒産が相次ぐと見ている。実際に、2023年2Qでは前年比50.3%減となり、過去3年で最低の水準となっている。
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一方、スタートアップ投資として、AI関連企業への投資は全体の26%となり、前年の倍以上の水準となっている。
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そして、シリコンバレー銀行破綻を経験して、より良い銀行システムに乗り換えようという試みが増え、ユニークなビジネスも生まれている。
それが、アーク(ARC)である。
ネオバンクという仕組みを用い、既存の銀行と提携し、オンライン上で金融サービスを提供している。
つまり、ARCに口座を作ることで、自動的に複数の銀行に預金され、リスクを分散できることが大きなメリットである。この仕組みが評価され、顧客はシリコンバレーバンク破綻後、顧客は3倍になっている。
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経済的な危機が起きるたびに、新たなビジネスチャンスが生まれる。これがシリコンバレーであり、困難から立ち上がるエネルギー源はやはりイノベーション、これをより追求すべきと、アークバジルCROは意見している。