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AI作曲家は著作権の問題をどう乗り越えるのか?(サウンドロー楠 太悟氏/モーサテ20230828)

ピークの社長である大東氏は、サウンドローというAIを用いた著作権フリーのBGMが作れるというサービスを用いて、企業のプロモーション動画を作成している。(作曲AIサービス)

ジャンル、ムード、長さなどを決めると、約15の候補曲が出てくる。その後、メロディ、和音吾ベース、ドラムに強弱をつけ、微調整を行う。また、曲の長さを自由自在に変更も出来る。
月額:1,990円であり、フリー音源を探す手間が無くなり、映像制作に欠かせない存在になっている。

ただ、ハリウッドでAI脚本家の存在が大規模ストライキの一因にもなり、脚本家から、作品を無断で真似をされるリスクと、AI脚本の禁止を求める動きが多く出ている。

この問題にAI作曲家は、どう著作権対策を行なっていくか? サウンドロー社長である楠氏はこう発言をする。

無断で他の人の著作権を勝手に学習データにして使用し、画像や音楽を作成するのは確かに問題が生じる。そのため、我々は学習データを全て、自分たちでピアノを弾いて、学習データを作り、使用している。だからこそ、ユーザーは完全著作権フリーで使用できている。

サウンドローの楠氏はダンサーでもあり、ダンス動画に使う音楽を求め、開発を開始した。
今では、海外の利用者が7割を超えている。

今後の展開として、AIが作ったビートに、メジャーアーティストの歌声をのせた楽曲のリリースを世界初として検討している。

サウンドローのAI作曲技術をワーナーミュージックに対して、有名なアーティストに使用できないか交渉したところ、若いアーティストであれば一緒にやりたいと思う人を見つけ出せるはずだと。
特に、新しいことにチャレンジしてチャンスを掴みたい人たちが多くいると。

そんな中、ソニーグループ コロンビアレコード所属のラッパー ファイヴィオ・フォーリンさんとミュージックビデオの撮影を始めた。つまり、AI作曲家と大手レコード所属のアーティストのコラボがのチャレンジが世界初で成功した。

フォーリンさんはこう言う。
AI作曲には好奇心をそそられた、どんな曲になるんだろうって。僕はユニークな人間だから、AIが自分について来れるのか試したかったと。
完成した音楽、Doin meは、2023年9月にSpotifyやAppleなどの主要サービスを通じて全世界に発信する。

最後に、サウンドロー 楠氏は以下のようにクロージングを行う。

どうしても、AIは仕事を奪うといったイメージがあるが、アーティストやクリエーターを手助けする役割に今後なると考えているため、今後アーティストと積極的にコラボして、証明していきたい。

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