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なんの役にも立たない「趣味」を持つ|苫米地式コーチング

みなさんこんにちは、長箸麻由です。
今日は個人的にちょっと恥ずかしい話です。笑

趣味について、なのですが。
「趣味」は苫米地式のコーチングでは役に立たないもののことを言います。
ちっとも役に立たないんだけど、楽しくて楽しくて、時間を忘れてやってしまうくらい好きなこと。

例えば、ゴルフが趣味です、という方がいたとして、
でもそれが会社の接待の役に立つからやっています、ということであれば
それは本当に趣味ですか…? ということです。
いえ、別に役に立ってしまったら絶対ダメということではないのですが、
どこかに「〇〇の役に立つから」「誰かに評価されるため」
という意識があると、本当にただただ楽しいからやっているのかどうか、
ちょっと分からない
ですよね。

株取引が趣味です、という方がいたとしたら、株が上がっても下がっても、得しようと損しようと、どちらでも楽しい!というのが趣味ということです。
想定が外れてものすごい損を出したけれど、まさかこんな展開になるなんて面白いなぁ!とわくわくしているような。

…コーチングを学び始めて、私は「趣味」がなかなか思いつかなくて。
何を挙げても役に立っちゃって「趣味」ではない気がする…。
例えば私は勉強をするのが好きで、英語やフランス語、ロシア語などの教材を買ったりします(まぁ大体途中で止まってしまうのですが。笑)。
でもこれってやっぱり「いろんな言葉が話せたらかっこいいかな」、
とどこかで思っている気がしますし、もちろん海外に行ったら役立ちます。
最近は家にいることが多いので家事を楽しんでいるのですが、
部屋が片付いたり料理が美味しかったり、あぁ、自分の役に立ってる。。

そんな私がついに最近、正直に言うならば一昨日、趣味に気付きました。
それは「歌うこと、自分の声を聴くこと」。

いえ、以前から分かってはいたんです。
私は歌が好き、自分の声が好き。
普段は骨伝導で聴いている自分の声を耳から聞くとわくわくして、いろんな強弱や、ブレスの量、それによって表現できる感情の揺れなどを感じるのがとても楽しく、ふわっとする体感が心地良いのです。
一番最初に自分の声を録音したのは、小学校のころ、音声メモ機能付きの時計?を親がもらってきて、15秒ほどしか録音できないそれに、自分の歌を録音して遊んでいました。あとは自宅の電話の留守番電話機能に、自分の話し声や歌声を録音して、聞いたり、ハモったり。大人になってからも時々歌や本の朗読をボイスメモアプリで録音して聴いたりしていました。

…こんなことはとてもナルシスト的で、バカみたいなことをしていると思っていました。別に誰にも言わなければいいだけなのに、自分自身恥ずかしくて、無意識でこれを追求することを避けていたような気がします。
(正直、今もこの記事を書いてるのがだいぶ恥ずかしいです。笑)

でも一昨日、iPhone上でアプリを整理していた時に、3年前に使っていた歌声を投稿するアプリを見つけて、久々に聞いてみたらとてもわくわくして、楽しかったのです。うっとりして自分の歌を聴いている姿は誰にも見られたくないですが(笑)、でも確かに喜んでいる自分が居て、「これだ!」と思いました。これが私の趣味だ、と

というわけで、以上、私の趣味の告白でした…。笑


コーチングでwant-toのことだけしなさい、want-toのゴールを設定しなさい、と言われたときに、自分のwant-toが何なのか、分からなくなってしまう方は少なくないかと思います。なぜなら人の信念(ブリーフ)は誰かから言われた言葉でできているからです。自分が欲しいと思っているものは、本当に自分を幸せにしてくれるものなのか。考えれば考えるほど分からなくなってくることがあります。
この時、なんの役にも立たない、ただ自分が楽しいだけの趣味をやっているときの感覚が生きてきます。その感覚が、want-toのゴールを設定するときの大きなヒントになります。

趣味が見つけられないというかたは、良くある「趣味」の概念を取っ払って、日々の生活で自分がこれをやっているときが楽しいなあという瞬間を探してみてください。それがどれだけバカバカしくても構いませんし、むしろバカバカしければバカバカしいほど「何の役にも立たない」ということでしょうから、趣味として最適かもしれません。笑

私は一つ見つけましたが、ここからどんどん見つけていけるような気がしています。すでにやっていることかもしれないし、これから始めることかもしれません。

すでに自分はコレだ!という趣味をお持ちの方にも、まだ探してるところの方にも、何の役にも立たない趣味がたくさん見つかりますように!

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