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next stage
本日、所属していた陸上競技部を退部しました。
退部した理由は2つあります。
ひとつめの理由は
大好きだった走ることが大嫌いになってしまったからです。
昨年(大2)の春に指導者が変わり、その指導方針に馴染めませんでした。今年の冬まで1年8ヶ月のうち、まともに走れたことなんてほとんどありませんでした。思うようなパフォーマンスを発揮できない日々が続き、走ることが辛くて辛くて仕方なくなりました。
パフォーマンスの低下は、指導者が全て悪いというわけでなく、自分自身の取り組みの甘さもあります。走れないから練習にも熱が入らずつい妥協してしまうことは多々ありました。また、現実から逃げたいあまりに飲酒を続けた結果、軽い依存症になってしまいました。競技云々の前に、よりよい生活をするためにまずはここから治していかなくてはいけません。
2つめの理由は
箱根駅伝出場を組織目標とする組織に、それを目標としない僕が所属をしていて、強烈な居心地の悪さを感じてきたからです。
これは前述した指導者の変更に伴い、これまでとは組織目標が変わり、
チームとして箱根駅伝に出場すること
が目標に設定されました。
僕は
「箱根駅伝を走る」という「目的」のために陸上競技をやっているわけではなく、陸上競技は大学生活(人生)を充実させるための「手段」であると考えています。
※これについては以前にnoteを書いていますのでこちらをご覧ください。
僕は大学に進学する際に、
「箱根駅伝に出場する」
という
組織目標を立てていない(立てていたとしても実現可能性は限りなく低い)
という理由でチームを選んだので
この組織目標の変更は
は?ふざけんなよ?
箱根駅伝だけが全てなのか?
と思ってましたが
それを口に出す強さも、
結果をだして周りを黙らせる強さもありませんでした。
僕以外の組織の構成員全員が組織目標に向かっている中、組織目標とは異なる目標を立てている個人が組織にいて居心地がいいはずがありません。
組織には成立するための3要素(組織目標、貢献意欲、コミュニケーション)があります。組織目標とは異なる目標を掲げ、貢献意欲も皆無の僕がこの組織にいても何もメリットはない。むしろ、組織にも迷惑をかけるので、退部を決めました。
今後も競技は続けていくつもりですが、競技成績の高さのみが正義の「競技者」は引退し、陸上競技や走ることを通じて人生を充実させる、また、陸上競技を通じて誰かの人生の幸福に貢献する「ランナー」として、走ることを続けていきます。主な活動内容はレースの出場となりますが、女子選手、チームのpm、中学、高校チームの指導といったことにも挑戦していきたいです。
不安もありますが、これまで組織に所属していて出来なかった取り組みを始めることのできる期待も大きいです。この選択が良かったのか悪かったのかは現段階ではわかりませんが、まずは笑って大学を卒業できるよう、残り1年少々の学生生活を全力で駆け抜けます。まだまだ口ばかりで未熟ではありますが、引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。