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お盆と地元と

今年の夏、めちゃくちゃ暑い。毎年言ってるような気がするけど。

社会人となって3回目の夏。GW明けからの2.5月に渡る繁忙期が7月に終わって、例年よりものんびりとして過ごせている。
フレックスを使いつつ、朝か夜にランニングをして、たくさんお酒を飲んで。

そんなことをしていたら、あっという間にお盆に突入していた。

ここ2年、お盆は赴任中の岡山から、地元に帰省していない。

理由は単純で、1年目は濃厚接触者となって隔離されていたからで、2年目は突発の仕事が入ったから。

だから、「帰らなかった」というより、「帰れなかった」が正しい。
※そもそも弊社には、お盆期間中は休業となる「お盆休暇」は無く、一定の期間内で規定内の日数の休暇を取得する制度となっている。業界柄、取引先は24時間365日動いているから、こちらの事情で休むわけにもいかないわけである。

そんな中、仕事も落ち着いている今年は纏めて休みを取って帰省してもよかったんだけど、例年通り岡山に残ることにした。

理由はいろいろあるけど、纏めてみると、
「帰ってもやる事無いのに加えて、ぶっちゃけ地元への愛着は年々薄れてきているし、会いたい人にはお盆なんて関係なく私から会いに行く」からな気がする。

もうちょっと因数分解してみる。
「帰ってもやること無い」は文字通り、結局帰省したところで「地元でこれをやりたい」が無い。岡山で一人で過ごしても、走るか食べるか飲んでるか寝てるか打ちっぱなし行くかだけど、これは帰省しても恐らく同じ。であれば、
「わざわざ半日かけて帰ってもなあ。。」というのが本音。

「ぶっちゃけ地元への愛着は年々薄れている」は、大学1年~3年冬まで東京で過ごして、社会人になってすぐ岡山に来ちゃったから、残念ながら地元のいいところを忘れつつある。別に地元が悪いなんて思わないけど、正直、帰るたびに繰り広げられる「○○さん家の**が結婚した」的な、田舎あるあるの話題にはだいぶ辟易している。
ええじゃろ、他人の人生なんてどうだって。

「会いたい人にはお盆なんて関係なく私から会いに行く」は、帰省して会いたい人は正直ほぼいないし、本当に会いたきゃ無理やり仕事調整してでもいつでも会いに行くって。

地元への愛着が薄くなっていることにも関連するけど、地元に友達はほぼいない。年に一回、家族以外の誰かと会えば優秀な方なレベル。
まあそんな中でも、長期休暇のたびに「帰ってくるの?」と声をかけてくださる方々には感謝しかない。

そんなことで、親不孝だな~とか思いつつも、今年の夏も帰省はしていない。
休暇もとっていないから、3連休明けは普通に出勤である。

休みも余ってるし、帰省で使うはずだった時間と体力とお金は、より良く生きるためのリソースとしたいと思う。

SNSを見てみると、各々の地元の写真と動画で溢れている。
帰る場所があるのは素晴らしいと思う。
加えて、友達の少ない私から見ると、年月が経っても昔と同じように接することができる仲間がもうちょっと欲しかったような気もする。

でも、これまでの自分が「こうしたい」と思った結果が今の私のわけだから、それはそれで尊重したいと思う。

それぞれにとって、素敵な夏でありますように。













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