エナルモンデポーからネビドへ切り替えたレポ
ホルモン療法の薬剤を切り替えた。ので書く。
性同一性障害・FtM。
エナルモンデポー筋注125mg/2週から、ネビド筋注1000mg/3ヶ月へ。
初回だけは1月半。
保険外につき10割負担で、1本18500円。
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19/04/26追記:
先生に公開許可を頂いたのでクリニック名を載せます。
ちあきクリニック
住所: 東京都目黒区自由が丘2-8-30
サイト: 東京都目黒区自由が丘の心療内科・精神科クリニック。ちあきクリニック
問い合わせや予約は電話で行えます。
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エナルモンデポーは1本2000円強。地元で打ってくれる病院を見つけたものの、交通費が往復400円ほど掛かる。時間も掛かる。
それから、効果が2週間と短いので、波がすごい。あたかもPMSのごとく、ホルモンバランスに振り回される。
現在通っているジェンダークリニックまでは、往復3000円ほど。血液検査兼カウンセリングのために、3ヶ月に1度通う必要がある。
これらを引っくるめて計算すると、年間での差額は極わずかになる。この差額で時間と手間を買うと考えれば、妥当か、むしろ安い部類に入る。
ついでに日本人の場合、ネビドの期間は4ヶ月5ヶ月空けても血中濃度が保ったりするらしい。ネビドの血液検査は打つときに行うので、通う頻度そのものが減る。そうなれば差額はもっと小さくなる。
とまあそんな感じで、前回の受診時に、「今年4月の薬価改定で値下がりしたんですよー遠方からの方におすすめですー!」と看護師さんに推され、予約電話の折に切り替えたい旨を伝えて、いざ受診、そして処置。
普段腰掛けるのみだった診察台へ上がり、パンツを緩めて軽く降ろして、腰と尻の間あたりが出るようにする。ちょうど下着がTバックだったので、こっちは降ろさずに済んだ。うつ伏せで脱力して、じゃあこの辺に打ちますねー、とアルコール消毒され、さくっと刺され、神経に響いてないかの確認ののち、注入。エナルモンデポーの場合は10秒ほどで終わる量だが、こっちは量も多く、数分掛けて入れていく。
話に聞くほど痛くないな? という第一印象は、1分ほどで消え失せた。
なんかめっちゃいっぱい入ってくる。膨らむでなく染み入るでなく流れ込むでなく、じわーっと入っては広がっていく。伴って、じわーっと痛みが広がっていく。(あ、これ痛いやつだ)と思ったところで、残り半分くらいですと言われる。(あー、確かに痛いやつだわ)と思いながら、世間話を続ける。
そうか、この看護師さんのトークスキルは、この数分に渡る筋注に培われたものだったか。
打ち終わる頃には腿の辺りまで、薬なのか痛みなのか痺れなのか、熱いような違和感が広がっていた。パッドを貼られ、ゆっくりでいいですよと言われて服を直して、シャワーや入浴はエナルモンデポーと一緒ですから、と待合へ帰される。
椅子へ鞄を置き、財布とファイルの用意をしながら、(これ、帰りの電車、立つも座るもキツくないか……?)と考えあぐねていた。実際キツかった。言いながら道中の本屋で立ち読みキメていたが。
家で布団に入る頃には、膝のすぐ上辺りまでがじんわりしていた。一旦軽く庇いながら仰向けになったものの、入眠して庇えなくなったら痛みで起きるわと思って横向きに体勢を変えた。
これが一昨昨日のこと。で昨日、48時間経てばもう平気じゃね? と日課のワークアウトやったらダメだった。痛い。あったかい。心持ち腫れてる。いつから運動していいか、ちゃんと訊けばよかった。
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