「キャリアチェンジはいつからでも可能」しおんさんが実現した新たな働き方とは?
思い立ったらすぐ行動を起こすという高根澤しおんさん。
彼女は長く続けた保険営業職からのキャリアチェンジを目指し、2024年よりWebライターとしての活動をスタートさせました。
慣れた場所を離れ新しい環境に飛び込むのは、想像以上に勇気のいることでしょう。
今回は、しおんさんが新たな挑戦を選択したきっかけについてお話をお伺いしました。
「お客様のため」を手放し理想の働き方へ
ーー現在のお仕事についてお聞かせください。
15年ほど保険の営業をしています。
働き方は比較的自由で、週一回の出社日を除き、自分でお客様とのスケジュールを立てて進めていきます。
時間と場所に縛られず働けるところが、最も気に入っているポイントです。
ーーとても魅力的な働き方ですが、なぜ他のお仕事にも挑戦しようと思われたのでしょうか。
保険は相互扶助から始まっているので、いいものではあります。
しかし、数字をとり続けるのが大変だったり、世の中の流れによって商品の方向性が変わったりと、自分に向いてない部分が出てきました。
ご契約いただいたお客様とつながりが深くなり、よい人間関係が築けていたこともあって、仕事にはやりがいを感じていました。
ただ、あるときふと、私が辞めてもこの保険はお客様を守り続けてくれるのだと気づいて……。
そう気づいたら「お客様のためにも辞められない!という思いは手放していいのかな」と思えるようになったんです。
ーー責任感と思いやりのあるしおんさんに担当してもらえたお客様は幸せですね!そんななか、何をきっかけにライターを志すようになったのでしょうか。
昔から文章を書くことが苦ではなかったので、ライターに最低限必要なことは備わっていると思えたのがきっかけです。
自分に合った働き方を模索していたときに、Webライターを見つけた瞬間は衝撃が走りました。
それに、猫を飼っている自分にとって、自宅や近所のカフェで作業できるお仕事が魅力に映ったのも理由の一つです。
保険営業では出社頻度は低いものの、お客様のところへ行くのに1日400km車で移動することもあるんです。
長距離運転は平気ですが、猫のことを考えるともう少し家に居られたらと思うこともあって。
それを考慮しても、家や近くのカフェで働けるWebライターは魅力的でした。
人生を変えるほどの新たな趣味
ーーそんなに家をあけてしまうと、確かに心配になりますよね。猫以外に好きなものはありますか。
猫を飼う前は、よく海外を旅していました。
他にも、ドライブ中にオーディオブックを聞いたり、読書をしたり。
捨て活や家計管理も好きですね。
ーー捨て活!?とても気になります。始めたきっかけなどはあるのでしょうか。
はじめは、個性の感じられないミニマルな生活に抵抗がありました。
でも、2年前に入院した際、暇つぶしにミニマリストの方の動画をみたのをきっかけに興味を持ち、退院してから徐々に捨て活にはまっていったんです。
それでもなかなか思いきって捨てることができずにいたのですが、友人から「今実際に使っているモノのなかで本当に必要なのは2割ほど。8割はただの執着だから捨てるべき」とアドバイスをもらい、完全に覚醒。
勢いよく捨てはじめ、最終的には本だけで段ボール10箱分にもなりました。
手放すまではつらいと思っていましたが、実際にはむしろ気持ちが軽くなったんです。
身の回りがスッキリしてからは、不思議とビックリするような良いことがたくさん起こり、スペースが空くと新たな出会いが舞い込むんだと実感しました。
昔から片付けは好きだったのに、ずっと汚部屋の住人だった私。
片付かなかった原因は、シンプルに「モノの多さ」だったんですよね。
ーー私も片付けが苦手なのですが、アドバイスはありますか。
まずは、使っていないモノから取り掛かることです。
とくに「着る」「着ない」で判断しやすい洋服から始めるのがおすすめです。
捨てる感覚が身につくと面白いように進み、残ったお気に入りたちがより輝いて見えるようになりますよ。
今までの経験を全て活かせるライターへ
ーー海外旅行や捨て活など、多趣味でいらっしゃるしおんさん。これからライターとして、どのようなジャンルの記事に挑戦してみたいですか?
仕事の経験を活かせる保険や家計管理、趣味の捨て活や整理収納、海外旅行に関する記事を書いてみたいです。
あとは酪農もやっているので、動物関連のジャンルにも興味があります。
ーー今までの経験と挑戦したいジャンルがリンクしているのは、しおんさんの大きな強みですね。
そうですね。
今まで、やりたいと思うことだけを仕事にしてきたので、リンクしているのかなと思います。
思い立ったらすぐ行動を起こしちゃうので、たくさんの経験ができているのだと思います。
ーー今後、どのようなライターを目指したいですか?
嘘偽りなく、自分の心に従って書いた記事で、社会に貢献できればと考えています。
昔は自分を犠牲にしても貢献しなければと感じてしまう部分があったのですが「自分が幸せじゃないと、他人を幸せにすることはできない」と言われたことがありました。
当時はその意味を理解しきれずにいましたが、ある程度年齢を重ね、この言葉に深く納得できるようになったんです。
ライターとして活動していくうえでも、常に自分が満たされた状態でいたいなと思っています。
また、世間で考えるとこのキャリアチェンジは遅い方だと思いますが「いつからでも新たな挑戦はできる」と伝えられたらいいなと考えています。
「今まで、やりたいと思うことだけを仕事にしてきた」という言葉がとても印象的でした。
今回のインタビューでも、強い意志と責任感を持ち、関わった人と真摯に向き合うお人柄が滲み出ていました。
そんなしおんさんだからこそ、新たなチャレンジも乗り越えていけるのだと思います。
しおんさんの実体験から得た知見に溢れた記事を読むのが、とても楽しみです。
しおんさんのnoteはこちら。
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