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ウェビナーに参加してみて

新型コロナウイルスの影響で次々とイベントの中止が報告され、その多くが活動の場所をオンラインへと移している。そんななか、私が初めてウェビナーに参加したときの所感を述べたい。

オンラインイベントの活用は目的に応じた使い分けが何より重要である。音楽やスポーツの場合は、その場の一体感や生の興奮を味わうことが何より大事であるため、VR技術などによるリアルに近づけたオンラインの世界はあっても、リアルに勝るオンラインはありえないだろう。芸能関係の場合は、その人の行動や会話、交流に興味関心が移るため、趣向はファンそれぞれでどちらも上手く活用ができそうだ。

では、会社のセミナー関係はどうだろう。企業間の関係構築を目的とする場合にはやはり従来型のセミナーが適しているが、企業対個人の場合にはオフラインで開催する必要はあまりないように感じた。視聴者からすれば登壇者が示す情報や思考に触れることが重要なのであって、リアルな存在が席の前方にあろうが、画面の奥にあろうが一切関係がないのだ。むしろ、質問のハードルも下がり、何か作業しながら聴くこともできるため、都合がいい。

わざわざ会場まで足を運び、部屋に長時間押し込められ、話を聞きに行っても最後の方には疲れて内容が頭に入ってこないのが「セミナー」だ。しかし、「ウェビナー」はどこからでも気軽に参加することができ、また、いつでも気軽に退出することができる。これまでセミナーへの参加に抵抗があった人も、17ライブの部屋を覗くくらいのテンションで、在宅時間に参加してみるのも新鮮味があって面白いかもしれない。

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