【イベントレポート】1/13『自分らしいSNS発信・ファン作り』
こんにちは!しおりと申します。
先日開催された、みえだ舞子さんのTwitterスペースについてレポしました。
アーカイブは下記ツイートにてご確認ください。
※視聴期限あり
アーカイブ
当日の様子
今回のTwitterスペースはフリーランスに限らず、本業で会社員をしながら自分のオリジナルサービスを手がける方など「発信をしていきたい方」全般に向けて開催されました。主なテーマは「プラットフォームを使わず100%SNSで集客する方法」です。
自身を「ツイ廃民」と称するほど(!)一番相性がいいSNSはTwitterだという舞子さん。
もともとは主に演劇関係の方とつながるアカウントだったそうですが、いまはカメラマンとしてのプロフィール撮影やフリーランスカレッジ(以下フリカレ)の集客のために使っています。プラットフォームは使いこなせなかった過去があり、個人のSNSから仕事の依頼やフリカレの受講につなげているそうです。なんと受注の8割がTwitter経由!
「何を誰に向けて発信したらいいか」分からなかった過去
SHElikes マルチクリエイターコース(以下マルシー)のコーチになり1ヶ月ほど経ったころから、SNSを本格活用し始めた舞子さん。当初はフォロワーの層がバラバラで、演劇関係者のほか、マルシー1期生やSHElikesの運営メンバーもいる状況でした。徐々にSHElikes関連のフォロワーが増えていき、いい意味での偏り・特徴ができてきた中、キャリアや女性のライフプランに関する悩みが分かってきたことで「何を誰に向けて発信したらいいか」が明確になってきたそうです。
「1対n(不特定多数)」の発信に対して苦手意識がある一方で、どんな相手か分かっている人に対して言葉をかける「1対1」の発信は得意だと舞子さんは自負しています。Twitterスペースはメインリスナーが自身のフォロワーさんなので、関係性があるから気楽な一方、Instagramのライブ配信にはまだ苦手意識があるそう…!
そんな舞子さんが当時やっていたのは「ペルソナの設定」。完全な仮想ではなく「私が支援したい人って誰だろう?」と考え、受講生の1人を具体的に想定しました。その方が何に困っているのか?を想像し、LINEを送るような意識で発信をしていたそうです。これが舞子さんにとって大きなターニングポイントとなりました。「自分が両思いになりたい人・つながりたい人として、現実にいる人をイメージできるといい。その人に向けたお手紙を書くイメージ」と語ってくれました。
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「どんなテンションで投稿したいか?」に迷った過去
喋ること以外は得意じゃない!という舞子さん(笑)。SNSの発信ができなかった時期を抜け出した際に意識していたことを教えてくれました。
ターゲット層・お客さん像が被っているフリーランスの方や、自分と似ているキャラクターの方を探して、絵文字や書き方を参考にしていたといいます。舞子さんが見ていた方たちは、投稿の際に「😂(泣き笑っている顔)」の絵文字を多用していたそう。最近マインドセットとして「心にギャルを飼う」といった話を聞くことがありますが、まさに心にキャラを宿すようなイメージ(テンションとしては2℃くらい高め)で投稿することにより、絡みやすかったりキャラクターが出たりする投稿を意識していたそうです。
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Twitterスペースが向いていた!副次的効果も
「振り返ると結局は『自分の得意を発揮できる人』が強いし、発揮できるルーティンが適していると継続できる」と語る舞子さん。できることとできないことの差が激しいタイプだと自覚する中、Twitterスペースが一番向いているし、いい循環を生んでいると最近では思っているそう。長文のnoteを毎日継続することは苦手な一方で、喋るのは得意な認識があります。だからこそ「Twitterスペースで喋った内容をイベントレポートとしてnoteで発信」するスタイルがしっくりきているとのこと。
(私もお手伝いさせていただけて光栄です!)
「相性のいいSNSから続けて成功体験を積んだほうがいい!」と舞子さんはいいます。note・Twitter・Instagramを連携させ、思いの発信に対していい循環を生んでいる舞子さんだからこそ、説得力がありますよね。
自分の売り(勝ちパターン)を自覚できるといい
お客さんがどんなポイントで自分のファンになってくれるか、自覚していますか?それが第一に大事なことだと舞子さんはいいます。コンサルやコーチをつけてもいいし、ソーシャルスタイル診断でもいいので、自身の把握に努めてみましょう。
舞子さんは「自分の欲求を優先できるといいな」という思いでサービスをやっています。自覚する自分の売りは「自分の思いを言葉で伝えられること」。Twitterスペースをはじめとする定期的なイベント開催で、キャリアやサービスコンテンツの作り方などを伝えています。動いている・喋っている自分に触れて魅力を感じてもらった瞬間に、両思いになりたいお客さんと繋がれるのだとイベントをやってみて思ったそうです。
フリーランスとして仕事を始めたばかりのころ、ひのりほさんとキャリアに関するイベントを開催。ここで「動いている私とコミュニケーションをとって魅力を感じてくれたお客さんとは相性がいい」という仮説が立ち、自分の売り=「勝ちパターン」が分かり始めたそうです。その勝ちパターンに向いている発信手段がリアルタイムのTwitterスペースでした(stand.fmのような音声メディアもいいのかもしれないけれど、収録には苦手意識があるとのこと…!)。この内容をnoteでも発信することで、伝えるチャネルを増やしています。
ファン作りにはさまざまな視点があり、Tips・思い・ビジョンなど発信内容は多岐にわたりますが「どういうところに魅力を感じてもらえて、相性のいい人・両思いになりたい人にいいと思ってもらえるか?が大事」と舞子さんは語ります。
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一人で頑張らなくてもいい
舞子さんは自らが前に出て目立つことで認知を広げるタイプですが、これは「我ながら特殊能力」だと自覚しているそう(笑)。「すべてを一人で頑張らなくてもいいし、一人で目立たなければいけないことはない」と語ります。職種が違ってもニーズが同じであれば、共感してくれる人や仕事仲間とコラボして発信してみるのはいかがでしょうか?
これはオリジナルサービスにも同じことがいえます。誰かと共同で始めて、自分の中でハードルを下げていくのもいいと考えることができますね。
向いている発信の方法は人それぞれ。テキストで整えて出したい人であればnoteやブログ開設が向いているし、テキストで受け取りたい人が集まってくれそうですよね。自分の売りを自覚するのが大事な一方、ライターだからといってnoteで発信しなければいけない訳でもありません。「いい意味で楽してもいいんじゃないかな?周りの力に頼っていっていいと思う」と舞子さんはいいます。なるべくしんどい思いをしないよう得意や強みを活かしたいし、弱みに感じる部分は外注することで、それが得意な人の雇用を生み出せると考えているのだそうです。
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なぜファンが必要なのか?
「何を買うか」ではなく「誰から買うか」が重要視される傾向にある時代。カメラマンを例にとると「写真」そのものではなく「誰が撮ってくれるか」、またそのストーリーや過程が重視されます。物も人も情報も飽和している中、ファンを作って差別化をしていくのが大事な時代なんですね。これはフリーランスを続けていくことに関しても大事な観点。かつオリジナルサービスを作ることとも考え方は近いのかもしれない、と舞子さんは話します。
舞子さんがカメラマンとして集客をするにあたり、プラットフォームを使わずに成り立っている一番の要因は「お客さんに助けられていること」。カメラマンを始めて2年目くらいのころから「○○さんの写真を見て私も舞子さんにお願いしたいと思った」という指名の方が増えたといいます。
舞子さん自身、お客様に発信いただいたツイートをRT・引用RT・コメントしてコミュニケーションをとっています。プラットフォーム経由では価格競争になりがちだし、自分のキャラやこだわりを伝えられる訳ではないので、カメラマンとして選ばれた訳ではない感覚があるそう。「『私に撮ってほしい』人に依頼してほしい。舞子さんにお願いしたいと言われるのが一番テンションが上がるし、救われる」という言葉が印象的でした。
舞子さんが考える「ファン作り」の一番の価値は、自分にお願いしたい人が来てくれて、お互いに幸せの循環が生まれること。撮影だけならプラットフォーム経由で5,000円ほどで出来るところを、舞子さんはコーチング付きのプロフィール撮影メニューで90分33,000円で依頼を受けています。「幸せの循環/相乗効果を生みたい」「趣味ではなく生業にしたい」という思いから、対価を頂くからには120%お返しするプライドを持ってやっているのだといいます。
SNSは発信3割、コミュニケーション7割
舞子さんのTwitterに対するスタンスは、発信が3割、コミュニケーションが7割。特に、Instagramのようなストック型ではなく、コミュニケーションツールの部分が自分と相性がいいのだと感じているそう。
「ファン作り」とは少しズレますが、舞子さんの中で有効だったのは、気になる人・面白そうな人をフォローして「お客さんにしたい人リスト」を作ること。これは「憧れの人リスト」でもOKです。前述のひのりほさんはShelikes内でも認知が高い方で「この人と繋がって何かできたら面白そう、シーメイトさんにも認知してもらえそう」と思っていたのだそう。その人たちの投稿にいいね・コメントをしていると覚えてもらえるので、いかに自分を目立たせるかが大事だと舞子さんはいいます。
たとえば、コメント・質問・話題を振る。Zoomでのイベントなら、カメラオン参加でリアクションする・チャットで盛り上げる・感想をハッシュタグを付けてツイートする・メンションするなど…。主催者側としてはイベントの盛り上げや参加はありがたいので、顔やアカウントを覚えて認知するきっかけになります。そうすると、タイミングが合えば、自分のイベントにお誘いする話などが通りやすくなる可能性が高まります。関係性がない状態で自分のプロモーションのお願いをしても、押し売りになってしまうので留意しましょう。(ティッシュ配りと同じ!という例えは言い得て妙でした…)
いつも見てくれている人だと認知されている状態なら、応援したいなと思ってもらえたり、仕事につながったりするかもしれません。だからこそSNSはコミュニケーションツールとして使えば価値を最大化できる可能性があり、SNSを通して仕事を獲ったり関係性を広げたりして、フリーランスとして生計を立てている人もいるのだといいます。
SNS活用が軌道に乗り、1,000〜2,000フォロワーの状態になってくると、自分が狙ったターゲット層が集まってきます。そこにファンが生まれてくるのです。「与えなければ来てはくれない!」との思いで、コメントしてくれた人へリアクションするなどwin-winの関係を目指していると舞子さんは語ります。
また発信についても、最初はお互いwin-winの形になるよう、誰かとコラボしたほうがいい!とのこと。YouTuberの方々に多い事例かもしれませんが、お互いのフォロワーさん(コミュニティ)のコラボにより認知を広げていけるので、自分より少し先を進んでいる方とコラボできるとコミュニケーションをとっていくのにはいいかもしれない、とナレッジをシェアしてくれました。
ハイブリッドスタイルでサービスを考える
先ほどのSNS発信の話にも繋がりますが、サービスを考えるときにも他の人がどうやっているかを見ていると舞子さんは語ります。
具体的には、自分が作りたいお客さん像に近いペルソナのサービスを注視して、サービスからの発信や、代表がファンとどんなコミュニケーションをとったり発信をしたりしているかを見てサンプルにしているのだそう。ゼロベースで考えることはあまりなく、さまざまなサービスのいいとこどり・つぎはぎをして自分のやり方として確立している、まさに「ハイブリッドスタイル」を実践!(このワードはリスナーさんから飛び出しました!)
相談されたときに例示できる類似サービスの引き出しが無限にあるとの自覚があり、無意識にストックしているかもしれないとのことでした。普段の積み重ねが、いいアウトプットに繋がっているんですね。
A:無理してやらなくてもいいと思う!「誰に向けて何のためにやりたいか」によりますよね。自分は集客ツールとしてコミュニケーションをとりたい目的でやってるけど「誰に対してどんなアクションを起こしてほしいか」のゴールを考えてSNSをやったほうがいい。忙しいならその後のフェーズでいいし、逆に転職活動の話題を投稿してみるのもいいのでは?
A:いきなりのDMは重たいかもしれないけど、相手にメリットのある形で距離を詰めていくのがオススメ。DMはクローズドな場なので、返信に義務感を持たせてしまうかもしれない。一方、引用RTでメッセージを伝えてくれると拡散力になるので、オープンな場でお伝えしたほうが相手にもメリットがあるし、同じ内容でもラフな感じになる。距離を詰める代わりに、相手にもメリットをお届けするやり方なら困らせないのでは?
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おわりに
今回も「無料でいいのかな?」と思ってしまうほど(笑)有益な配信でした!伝えてくれたことの方向性が共通しているなと感じました。
舞子さんは現在、個人のキャリアコーチングを受けつけていないので、気軽にコミュニケーションをとれるスペースでは遠慮なく質問をしてほしいとのこと!リアルタイムで参加できる方には大チャンスですね。
「フリーランスってどんな働き方をしてるんだろう?」「どうしたら一歩踏み出す勇気を出せるのかな?」などなど、複業フリーランスの舞子さんに聞いてみたいことがある方は、タイミングが合えば是非リアルタイムでTwitterスペースに参加・質問してみてくださいね!
参加できないときも、スペースのアーカイブや、こちらのnoteに掲載するイベントレポートで内容をチェックしてくださいね。
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