初めての挫折
現在は、キャリアコーチ・カメラマン・ライターなど様々なお仕事をさせてもらってるけど、実は大学時代〜新卒2年間は演劇人でした。
(舞台制作者というお仕事で、作品をプロデュースする役割)
私のキャリアにとって、切り離せないターニングポイントになっている時期なので、今日はそんなお話を。
演劇一色だった新卒時代
新卒時代、会社員をしながらフリーの舞台制作者としても活動し、所謂ダブルワーカーだった。週5日フルタイムで働いて、土日は舞台の仕事、本番期間は有給と公休を組み合わせて1週間くらいお休みもらって、劇場で働く。
それにも関わらず収入は手取り15万くらい。
でも賃金が安いことは業界全体の課題であり、わかった上で入社したし、
他にメリットを感じていたから良いと思ってた。
当時の私にとって大切だったのは、生活を守りながら”舞台の仕事に集中できる環境を作る”こと。職場も理解があり、応援してくださっていて、120%理想的な環境だった。
でも好きなことで稼げるようになった今、
あの頃の私しんどかったよね、よくやったよと思う。笑
自由になることを許さなかったのは、私自身
お金が全てじゃないなんてわかってるけど、演劇を辞めて転職してからも、自分の心が「自由になりたい!」ってずっと叫んでたのに、素直に従えなかった要因は"お金ブロック"。
大好きな演劇でお金を稼ぐって本当に難しくて。
でもライスワークを作るほど割り切れなかった私は、
どんどん貧しくなって、不自由になって
演劇以外の少しの贅沢を手放すことを選びます。
ちょっと良いランチを食べるとか、たまーに旅行に行くとか、気になってた舞台のチケットを即決で買うとか。そんな少しの贅沢。
でもそんな生活をしてたら心まで貧しくなって。
いつの間にか周りに不満を抱き、もっとこうだったら…と愚痴ばかりになっていたな。(今思えばまず自分が動けやと思う。笑)
周りの人も、自分のことも、一番嫌いな時期だったな。(暗黒期…笑)
好きなことで稼げる力は、他の何にも変え難い
それが人生で初めての挫折。
好きなものが好きでなくなる恐怖。
きっとまだ昇華し切れてはいない。
でもそんな経験があったから「現実と戦える武器を授けていきたい」って気持ちが原動力となり、今の仕事に繋がっているように思う。
売り上げが全てではない。
でもね、好きなことで稼げる力は、他の何にも変え難いと私は思う。
ここ最近、ちょっと贅沢なハーブティーを買ったり、
毎日パックしてたり、気になってたデパコスデビューしたり。
私の好きなことで、お客様に価値提供ができて、
喜んでもらえていただけたお金で、自分のご機嫌が取れる。
これが私にとっての自由なんだな。