運命握る選択を
「馬鹿野郎…ッ!!時間ねぇんだよ!!そんな些細なことで迷ってる場合かよ…!!」
「そんなことって…お前…俺にとっては命と青春かかってんだぞ!!!」
「…それくらい、本気なんだな。」
「あぁ、俺は本気だ。だからこそ…後悔する選択はしたくないんだよ。」
「そうか……ん、いや待て、流されかけそうになったわあっぶな。
お前、昼飯に食うだけのパン選びになんで30分もかかってんだよ!!!
ぬわぁぁぁぁにが『命と青春かかってんだ(キリッ)』だよ!!!!ってかほんとに時間ねぇんだよ!!!
ただでさえ遅刻ギリギリなのにさぁ!?!?!?」
「あー、それは可哀想だな。」
「なぁぁぁぁぁんでそんなに平常心なんですかぁぁぁぁ!?!?!?
ってかお前のせいで遅刻しかけてんだけど!?!?お前の寝癖が治んないからって言って、
朝の快適さの欠片もない炎天下の下で人のこと散々待たせて呑気にパン選んでんじゃねぇぇぇぇ!!!!」
「ちっちっち…ただの寝癖じゃないんだ。これはダストクロス といってだな…ほら、ダストクロス ご挨拶しなさい。」
(ぴょこぴょこ動きながらお辞儀をする)
「あ…ご、ごきげんよう…じゃねぇよ!!!!!!!なんで動くの!?!?
ってかあんなに待たせといて寝癖治ってねぇし、ダストクロスって”雑巾”って意味だぞ!!!!
流石に寝癖の名前可哀想すぎるだろ!?!?全世界可哀想な名前ランキング(非公式)更新されちゃうよ!!!!!」
「ねぇパンきまんなーい♡ねぇ〜メロンパンおいしそぉ〜♡あ、”こっちのかつてパンだったもの” ってやつも、”灰パン”ってやつも、”なまこパン”ってのもいいかも〜♡」
「そこは無視するんかい!!!!ってかパンの種類の癖つよ…
んぁぁぁぁぁもうどうでもいいから は”ーや”ーく”ーし”ーろ”ーや”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”」