自分のストーリーを書き留めておきたくなった
わたしのモヤっとした感情に寄り添いながら付き合ってくださった方のストーリーを聞いてとても素敵だなと思い、この対話から感じた自分のストーリーというものを忘れないうちに書き留めておこうと思い書いております。
貧困、食料不足、差別、平和、環境問題。思い返せばほぼ気にすることなく生きてきたように思います。それだけ恵まれていたということなのかな。そう考えると家族には本当に感謝です。
数学も物理も大嫌いなのに高3の夏に化学にハマり、なんちゃって理系の世界へ。単純に有機化学が面白かったからと研究職というものにあこがれを抱いたからです。しかし、あこがれとこだわりだけは強く持っていましたが中々思った仕事には就けず職を転々としていました。
結婚→第1子出産を経て現在の職場に就職。一度も満足いく職に就いていないせいかあこがれとこだわりがずっと捨てられず、職種に惹かれて生後10ヶ月の子どもを保育園に預ける形で始めた仕事です。しかし、やはりそれだけではダメなんですね。入ってみれば全然違いました。こんなはずではなかったの連続です。それでも色々配慮いただけていたおかげで何とか続けておりました。
第2子の産休育休を経て仕事復帰。休んでいる間に「地球温暖化防止活動推進センター」という何だかよく分からないものが出来ていました。当時全く興味なし。復帰後1年半ほど経って、体力的にもきつかったことと女性・子持ちということで色々配慮いただいていたことが実は男性からの不満につながっていたことを知り、精神的にも辛くなり退職を決意。しかし、配置換えという形でとりあえず収まることに。この配置換えでよく分からないと思っていた「地球温暖化防止活動推進センター」の業務に就くことになりました。
何が何だかわからないままに始めたこの業務。しかも、担当という形ではなく言われたことだけやる、それ以外は何もするなという形。正直???でした。疑問や違和感の繰り返しで全然面白くなかったんです。そんな状態が1年ちょっと続いたある時、突然この業務の担当になったんです。
これが転機になったなーと思います。何も知らなかったので「地球温暖化」「気候変動」「SDGs」などたくさんのことを勉強するきっかけになりました。2030SDGsファシリテーターにもなりました。また、自分がやりたいことを企画して自分で実行できるってすごくやりがいがあるなと思いました。(つまり、これまでの人生、仕事にやりがい感じたことなかったんだなー…)そして、一番嬉しかったのが、この仕事をきっかけにたくさんのつながりが生まれたこと。地球温暖化防止に真剣に取り組む方々、私の企画した環境講座を快く受け入れて下さった地域の皆さまとその子供たち、広報のために初めたFacebookでつながりを持てた方々、2030SDGsファシリテーターとして様々な分野で活動されている方々、などなど。視野が狭い私の世界を広げてくださっていると思っております。本当に感謝です。
正直、「地球環境」という分野でなくても同じことだったと思います。たまたま産休育休中に出来た「地球温暖化防止活動推進センター」の業務に配置換えで就いただけ。たったこれだけのことでこんなに世界が広がるんだなと思うと何だかすごい。
嬉しいことと同時に「地球が危機である」ということ、問題の「根深さ」、いかにこの分野に「他人事」であったのかということに気づきました。地球の現状を知ることが増えるにつれ、自分の子どもやその友達、そして環境講座を通じて関わることのできた子たちが、
"これからの人生で地球環境によって何も奪われない・諦めない社会であるために"(命・人権・教育を受ける・健康・食べ物・結婚や出産・住居など)
正しく知ること・考えること・伝えること・様々な立場に立ってみることをセンター職員として、2030SDGsファシリテーターとして、親として続けていこうと今強く思っています。「地球環境」の分野に携わるきっかけを与えていただきありがとうございました。
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