憧れのトチの実🌰
猛暑が続き、長く歩かなくなりました。
それでもトチの実への憧れが続き、
実がなるのはいつだろうと図鑑を見たり
検索したり…。
胡桃の実もたわわになっているし、
そろそろかと気にしていたある日、
ひょんなことからついにトチの木を見つけました。
天狗さんのうちわのような大きな葉っぱが目印です。
3年に一度くらい豊作の年があるようです。
昨年たわわだったので今年は少ないらしいと公園の事務所の方に教えてもらいました。
目を凝らして見ると、手の届かぬところに少しだけぶら下がっていました。
足元のベンチのそばに皮が破れて
黒くてツヤツヤの実がコロン。
落ちていた棒切れで無理やり叩いて2個落ちた!
このまだらキウイ🥝のような実の中に
こげちゃのツヤツヤピカピカした
コロコロの実が1つか2つ入っています。
この日も炎天下。
公園には人もまばらで、高いところにしか実はなっていないのですぐに帰りました。
「トチの実があるところ」と検索して
名前だけ知っていた場所は、
家から車で1時間。
そのうち家族に連れてってもらおうと
忘れていました。
するとひょんなことから、用事があって
もらった領収書の住所をふと見ると…。
その公園と同じ地名がありました。
もしかして!と地図を見るとその隣に
トチの木がある公園がありました。
不思議だなぁ。
トチの実を本格的に探すようになったのは昨年の暮れ。
いつもの散歩道の胡桃の木のそばにコロンと一つだけトチの実が落ちていました。
その時初めて本物を見ました。
図鑑の写真しか知らなかったのです。
拾ったあたりどころか近場にはトチの木がありませんでした。
翌日もポロンと足元にひとつ。
次の日もまたひとつ。
4個目でついに見つからなくなりました。
トチの木といえば、私が小さい頃好きだった絵本「モチモチの木」
子どもが生まれて、本屋さんで買って読み聞かせました。下の子が小学生になると、
「教科書に載ってたよ」と話してくれたこともありました。
じいちゃんに育てられている、
5歳の豆太。
夜中に雪隠(トイレ)に1人で行けません。
(昔はトイレが外にあったから怖かったと
祖母から聞いた覚えがあります。)
豆太はある日、モチモチの木が一年に一度
夜中にキラキラと輝く「祭り」の日があると聞きます。
しかし、怖がりなので見られるはずもない
と思っていた矢先に、じいちゃんが腹痛を
起こして苦しんでいます…。
豆太の家の前にある、秋になると黒くてツヤツヤした実がたくさん落ちる、それでじいちゃんが餅を作ってくれる木というのは
トチの木のことだったと拾ってから思いました。栃餅=モチモチ。
さて、今日は別の場所に行って見ました。
トチの木は昔、街路樹として人気があった時もあったそうです。
フランスでいえばマロニエらしい。
しかし、この立派な実がゴロゴロ落ちると
通行人は危ないし、道路で車に踏まれたら
弾けて人にあたるかもしれない。
ということで、花が咲くと早めに剪定して実がならないようにしてしまうという話も聞きました。どうりで見ないわけだ。
たくさん見つけたトチの木道路も車で通っても実が見えなくて諦めていましたが、
今日そばに行って見たら(棒を持って)
内側に少しだけありました。
剪定後の残った実はそれだけに栄養が集中したかのようにそれは立派な大きさでした。
手前は普通サイズ約3センチ幅。
後は今日の約5センチ✖️4センチ🌰。
でかいでかいずっしりだ😆。
この大きなツヤツヤコロコロずっしり
冷たいまんまるを両手に持って、
今わたくしは目を閉じてブドウのチューハイを飲みとても幸せです。
終わります🌰
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