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復帰後の世界

4月1日、ついに育休から職場復帰した。

正直、復帰一年目はなるべく子どもとの時間を
大事にしようと思っていたから、
担任をするつもりなんてさらさらなかった。
ところが諸々の事情があり、まさかの担任をすることに。
納得はいかないがやるしかない。
とにかく人がいないのだ。
自分に言い聞かせる。

所属した学年の先生は私と同じような子育て世代ばかり。
子育てのあれこれに理解があり、とても働きやすい。
こればかりは本当にありがたい。
なんなら助け合わねば学年が回らないのだ。

職場まで1時間ほどかかるので、
朝は保育園を経由すると正規の始業時間に間に合わない。
遅出勤務と部分休業を駆使して、
とりあえず定時に上がれるように環境を整えた。

あまり生徒たちに家庭のことは話したくないが、
さすがに迷惑をかけるので以下のことを伝えた。

小さい子どもを育てていること。
毎朝担任が朝礼にいないこと。
(副担任が代わりに行ってくれる)
子どもの体調不良等で突然休んだり、帰ったりすること。

ありがたいことに生徒たちは
実に爽やかに了承してくれた。
学級通信にも同様の内容を載せ、
保護者へも周知した。
今度の二者懇談でもう一度
丁寧に伝えるつもりである。

尊敬する元職場の当時の校長先生は
「悲観的に準備をし、楽観的に対処する。」
と、よく仰っていた。
まさにこれである。
助け合わねば成立しない学年だからこそ、
決して生徒指導案件が軽くはない学年だからこそ、
未然防止できることは起きる前にしっかり防ぎたい。

中途半端な勤務形態の担任の働き方に
クレームが出ても不思議ではないと思っている。
今は、「今」できる最善を尽くす。

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