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大好きな図工の先生がいる。

こんにちは、記号・リュウコです。


アイデアはどこから来ますか?

自分で0から思いつきますか?


わたしには、大好きな図工の先生がいました。

授業でお話の絵を描くことになりました。

いくつかあるお話のうち一つ選び、そのお話の中で印象的なシーンを絵にします。

何のお話だったかな?

夜の吹雪の中を、人が歩いているところを絵にしました。日本の昔話です。


雪の地面と歩く人間をかいて、夜の背景をどうやろうか考えていると、先生が「上からグラデーションにするといいかも」とテクニックを教えてくれました。

なるほど。

上は暗い色で、だんだん白を混ぜて雪の感じも出すのか。すごい。

感心したけど、じゃあ吹雪はどうしよう?と考えました。


シュッシュッとやったら風みたいかな~と、筆を走らせました。

すると、その姿を見た先生が、たくさんほめてくれたのです。


風の感じが出ていること、吹雪の強さが分かること、天気の悪い暗い感じが出ていること。いろいろ。

正直、上手な絵ではなかったと思います。


その後、その絵は学校の代表みたいなものに選ばれたような記憶があります。地域の小学生の図工展に出したのかな?もう30年以上前の話。ぎゃっ。

内心、あんなのでいいのかな、と思いつつ、それでも自分で出したアイデアが認められた嬉しさが大きかったです。


ただ、0からアイデアが生まれたわけではなくて、はじめに先生が提案してくれた技法があって、そこに自分の脳みそが引っ張り出された感覚です。


すべての思い付きの原点は自分以外の何かで、外側から投げ込まれた釣り糸に引っかかって、水面に上がっていくようです。


そうやってあの絵が生み出されたのかな、と思いました。


わたしはここから始まったのかもしれない、という思い出です。

大好きな図工の先生、今でも覚えています。





こんなことをしています。


おしらせ

東急東横線学芸大学駅徒歩二分、
ボンボンチェリーハイジの店にて、
個展開催いたします。

エブリデイエイプリルフール!

【記号・リュウコ】個展
7/2(金)~7/11(日)
12:00~18:00
東京都目黒区鷹番3-5-3
ボンボンチェリーハイジの店


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