金属を「柔らかい」と思った日から30年。
こんにちは、記号・リュウコです。
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まずは、簡単に私の経歴を。
高校で金属工芸を学び、ジュエリー職人として宝飾業界で12年、現場引退後は自分でシルバーアクセサリーを制作販売。そのあとしばらくブランクがあり、現在金属や樹脂を使ってオブジェやアクセサリーを作っています。
金属まみれですね。
初めて金属にまともに触れたのは高校の授業です。
銅板をたたいて円形の入れ物を作る課題。
それまで金属は「かたい」「冷たい」ものだと思っていたのに、その現場で触れた金属は「熱い」「やわらかい」ものでした。
焼きなまし、と言って金属が赤くなるまで熱するとやわらかくなります。
それをたたいたり曲げたり、力を加えると固くなります。
加工硬化という現象で、「シメる」とか言ってました。
ほかに金属を固くする方法は「焼き戻し」という作業もあります。
主に工具を仕上げるとき、鉄や鋼材に施します。
これらは、急冷や徐冷で金属の硬さを調整するので、ちょっと繊細な作業です。
こんなマニアックな話はたぶんあくびが出ちゃいますよね。
金属はかたいものだと思っていたのに、高校の専科の授業で、今までの常識をひっくり返されたのです。若干15歳。
それから30年以上、恐ろしいくらい年を重ねてしまった私は、改めて「金属面白れぇ!」と、やっぱり金属をいじっています。
そして現在、天然石、パールを使ってアクセサリーを作ったり、真鍮でオブジェなど作っています。
変態です。
そんな毎日です。
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