ミルクちゃん~もう太ももで人の顔は挟みません
とある日曜日のお昼ごろ
ミルクちゃんとエム君はバイトの日
相変わらずお客さんは少な目で、自然とコロナ対策になっていた
ミルクちゃんはモップを握りしめたまま考え事をしていた
もう、、なんであの時太ももでぎゅっと顔を締めてしまったんだろう、お姉ちゃんたちと遊んでるときに、教えてもらった足技が決まってしまったよりによってLosさんに
数か月前、Losさんとおっちーさんがソファーで寝落ちしたとき、いいチャンスだと思ってLosさんの隣にすわったんだよね、そしたら気が付いたら寝てしまって
前回のお話はこちら
気が付いたら、Losさんが太もものちょうどいい位置にいて、ぐっすりねていたから
ちょっと太ももで締め付けてしまったんだ、、、
ただ、目が何色になっているのか見たかっただけなのに、いつもサングラス
かけてて分からないから、ただ見たかっただけなのに。
それで動かないように、ぎゅっとしておいて、目をぱかって指で開いてみたけど
白目になっていて結局みえなかったし
それ以来ずっと避けられてしまって
はあ
きっと怒ってるんだろうな
店の入り口のところでワイルドな印象の人がたたずんでる。
雨宿りしたときに傘を忘れたのは確かここかな
カランカラン
客さんは店の中に入るが誰も案内してくれる気配がない
ん、このお店はどういうシステムなのでしょうか。
うっそうと茂ったジャングルの見えるソファー席がよさそうですね、
少し離れたところに、スタッフとみられる方がおられるようですがモップと対話されてお取込み中のようです。
....
何事もおこりませんね、カウンターの中に誰かいるようなので声をかけてみましょう。
お客さんはカウンターの中で材料を切ったり、メニューを準備しているエム君のところへ
エム「はい? アーすみません注文ですか?」
「注文をお願いできますか?」
エム「はい!」
「カフェオレとダッチベイビーのおやつセットをお願いします。」
エム「わかりました、すぐに準備します。」
なんやろな、えらい迫力があるのをグッと抑えたようなムードが漂う印象的なお客さんや、あとで写真を一緒に取ってもらえへんかな、、
あれ?ミルクは?どうしたんかな、お客さんに水とかださなあかんやろ、
もうモップ握りしめてなにしとんのやろ あいつ、)
このあと、カフェオレとダッチベイビーのおやつセットをカウンターからお客様へ届ける時にミルクは、あまりにも思いがけないことに、トレーごと落としてしまうのでした。
つづく
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JungleCafeというお話を書いています。
JungleCafeとは?
多分こんな曲が店内にながれてるから、感傷的になるんとちゃう(byエム)
あとで曲変えたるわ
スカイマークのオリジナル楽曲 「SKYBLUE」