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Mリーグ関係者とサクラナイツに感謝を込めて

はじめまして。Mリーグファン🌸🐍🌸と言います。Mリーグ2021-2022シーズンをほぼすべて観戦し、ファイナルに深く感動した勢いで、タイトルの通り感謝の気持ちをただ綴りたくなり、noteに思いをまとめてみました。

※twitterアカウント
Mリーグファン🌸🐍🌸(ID:@M69948137)

筆者 is 誰

小学生の頃に家族麻雀で麻雀を覚えました。親戚のおじさんや祖父母、父や母が楽しそうに夜遅くまで打っているので自分も参加したくなり、かなり早熟なデビューを果たします。しかし麻雀レベルはそこそこで、天鳳は四段と五段を往復した末に挫折。コロナ禍をきっかけに麻雀熱が再燃してはじめた雀魂は雀聖にギリギリ届かない程度です。特に好きなプロは渋川難波さんと堀慎吾さん。応援しているチームはサクラナイツです。ギリギリまで和了をみて勝ちきる攻撃的な麻雀が好みです。今季、2021-2022シーズンからサクラナイツファンになりましたが、それまでは特定チームに肩入れするというよりは好きな選手何名かを応援しているいわゆる箱推しでした。

昔からチームスポーツの選手やコーチをしてきました。好きな漫画は断トツでスラムダンク。
そのせいか、環境や仲間との化学反応で人の才能が開花する瞬間を見たり、いびつな個性が噛み合ってものすごいチームワークを発揮する姿を見ることに感動するタイプの人間です。お仕事もそういった組織開発・人材開発みたいなことが得意分野です。

私がサクラナイツファンになった理由

きっかけはいろいろなものの積み重ねだと思いますが、決め手はMリーグ2020のファイナル最終戦後の内川さんの紳士的なふるまいと、精力的にチャレンジを続ける森井監督の存在でした。

Mリーグ2020ファイナル最終戦

風林火山の勝又選手に敗れ、悔しいはずの試合終了直後のこの握手を真っ先に求める騎士的で高潔な姿勢。その誇り高い精神性に心を打たれ、一気に内川さんの虜になりました。また、堀慎吾という才能を迎え入れ、どんどん攻めた企画で魅力を引き出す森井さんというチャレンジ精神の権化のような監督が存在するワクワク感がありました。先ほど書いた価値観とも重なりますが、このチームの可能性が見事花開く姿を見てみたい!!!と思いサポーターとなりました。

サクラナイツのここが推せる!!!

森井監督がハンパない

多井プロや渋川プロなど、いろんな人の配信にいつも大体顔を出す圧倒的な活動量。(実は森井監督は複数名いるという都市伝説まで生まれる始末)サラリーマンなのに、深夜に自らスペースを立ち上げてファンと意見交換、交流の場を設ける積極性。ファンの声を踏まえ、誰もやったことのない企画を実行するプロデュース力。いつの間にか堀ぽよのキャラクターがどんどん個性を強め、ファンを拡大したのは森井さんの力が大きいと思います。

真剣な対局姿しか見ることのできないMリーガーのおちゃめな一面、サクラナイツのメンバーの仲の良さが伝わる最高の企画なのでこれは是非見ていただきたい至極の企画です。岡田選手のシャーレを「ガラス」と発言した件の真意はここにすべて詰まっています!

堀慎吾がハンパない

麻雀の強さは、私よりはるかに麻雀や表現の上手な方がたくさん発信しているのですべて割愛します。強さ、勝利への執念、チャーミングさ、面白さ、それらをすべて高いレベルで兼ね備えていて、その才能を爆発させているところにすごさを感じます。語ると止まらないのでチャーミングさを代表する動画を紹介します。百聞は一見に如かず。

そうかと思えば、ファイナル最終戦で見せたこの表情。多井選手がテンパイなのか、ノーテンなのか、所作、目線、間合い、呼吸…すべての情報を身体中で感じ取ってやろうと言わんばかりの気迫に見ているこっちが鳥肌が立ちました。

日頃の柔和でユーモアたっぷりの堀さんと別人

本当にこの言葉どおりで、自身の足が骨折していてもチームのために痛みを押して試合に出て、これまでのキャリアの集大成を、言葉どおり最強のメンバーに全身全霊でぶつけていく姿、そしてそれを楽しむ姿には涙を禁じ得ませんでした。絶対に勝つ。無念の途中離脱となった沢崎さんも含む、4人で勝つ…その勝利への執念こそが堀の強さの幹なんだと思いました。画面から気迫と思いがビシビシ伝わってきて、応援している最中はずっと泣いていました。

岡田紗佳がハンパない

サクラナイツのデビューシーズンは、自信なさそうに打っている印象が記憶にありますが、この2年でものすごい成長を見せて自信をつけた選手だと思います。Mリーグというプレッシャーのかかる大舞台で、いくつかの失敗を経て、人間はこんなにも成長できるんだ、という希望を具現化してくれた選手です。モデルというルックス(※本人は役満ボディー、顔は5200と誤申告を継続中)を活かしたモデルポージングの入場シーンで大きくSNS界隈を湧かせたのも記憶に新しいです。価値ある手は腹をくくって攻める勇気と、ギリギリで辛抱する我慢強さが見ていてかっこいい選手です。

涙の後の屈託ない満面の笑み

「どうしても沢崎さんに勝利の報告がしたかった」「このチームの雰囲気が一番好き」と、感情をそのまま素直に表現して涙と天然ボケと笑顔を見せてくれたインタビューは作為がなく、天真爛漫そのもので、見ていて心を打たれた人も多いのではないでしょうか。

内川幸太郎がハンパない

魅力を語りだすときりがないのですが、とにかく品格のある選手だと思います。サクラナイツの内川幸太郎はどうあるべきかという矜持を24時間365日持ち続けている凄みを感じます。ファイナル期間も様々な場面でそれが表れていました。それが特に凝縮して出たのがサクラナイツのファイナル残り2日となった4/25の試合後インタビューの場面ではないでしょうか。

後がないABEMAS多井選手がトップを取った第一試合。とんでもない激闘を戦い抜き素晴らしい内容の3着で戻ってきた堀。普通ならば、2戦目は自分が試合に出て決めてやる…といった前のめりなアドレナリンが出るのではないでしょうか。しかし内川さんは、もちろん熱い思いはありつつも「あの試合をやった後は心も気持ちも整っているから絶対連闘は有利だよ」とチームの勝利を優先した「堀に託す」という選択。しびれました。

それだけでは終わりません。トップを取ってご機嫌な堀さんが内川さんから「連闘ばかり求めて貸しがたくさんあるからいつか返してね…」と言われる流れで「どうでもいいレギュラーシーズンで…」という言葉をポロッと発した瞬間、「どうでもいいとか言わないの」とくぎを刺す内川さん。やっぱり、いつ何時も、内川さんは内川さんだ、このチームは強い…そう思った瞬間でした。

沢崎誠がハンパない

MVPを争う激闘に敗れ、勝者瑞原を讃える沢崎選手

今シーズンは何といってもこの場面に尽きるのではないでしょうか。「楽しく打つ!」をひたすらに追い求めた麻雀人生の厚みを感じました。この試合はとにかく沢崎さんの気迫溢れる姿に、ちょっと見ていて怖いぐらいだったのですが、後からご病気のことを知り、そういうことだったのか…となりました。あくまでも可能性に過ぎないが、病気の状況によってはもしかすると来季一緒にサクラナイツで戦えないかもしれない…。そんな思いももしかしたらあったのか、いつも以上に魂の込もった闘牌に私には見えました。

沢崎さんは視座も器もまったく違うな、と思わされたもう一つのエピソードはツイッターで沢崎さんが最終戦で見事戦い抜いた滝沢さんへのこちらのリプライでした。

思えば初年度の最終戦、沢崎さんは優勝こそできなかったものの、見事な立ち回りで素晴らしい戦いを同卓者と一緒につくっていました。「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上」という知将野村監督が大好きだった言葉を思い出してしまいました。沢崎さんの美学は、滝沢さんにも受け継がれ、その芽がすくすくと育っているのかな…?大げさかもしれませんが、このやり取りを見て、そんなことを想像してしまいました。
少し脱線しますが、この日の麻雀格闘倶楽部の最終戦前にどう戦うかのスタンスを公表したことは非常に良かったと思います。私は、2020シーズンの村上プロの美学も一つの在り方として尊重したい思想ですが、チームとしてあらかじめスタンスを公表するというのは非常にフェアでより素晴らしいファイナルの終幕にいい影響を与える可能性を感じました。

話を戻して沢崎さん。優勝報告会で電話でファンに対して力強く語ってくれました。

「来季は僕がいっぱい頑張って優勝したいと思います!」

すべてのサクラナイツファンが同じ気持ちだと思います。今度は来季、4人全員で壇上に上がって満面の笑みでシャーレを掲げる姿と、それを満面の笑みで見つめる森井監督が見たい。

桜のように美しく
ナイトのように心技を兼ね備えよ
不易流行の志を未来へ

日吉さんの名実況

2021-2022ファイナルのここがハンパない

麻雀は勝負ごとなので、敗者と勝者がくっきりと明暗分かれるある意味残酷なゲームだと思います。そしてそれが、内川さんの言う通り、たった一牌の後先が変わるだけ、上下が変わるだけで簡単に逆転されてしまうような脆さをはらんでいる…。しかし、今回のファイナルは、最後までどこが勝つかわからない激闘で、全選手がそれぞれのベストを尽くしていました。
私はサクラナイツファンでもありますが、いまもMリーグの生粋の箱推しです。(アカウント名が何よりの証拠です…笑)ファイナルの激闘を戦ったすべてのチームが体現してくれた姿勢をとても秀逸に表していると私が勝手に感じる詩を紹介したいと思います。

いかなる闘いにもたじろぐな
偶然の利益は騎士らしく潔く捨てよ
威張らず、誇りを持って勝て
言い訳せず、品位を持って負けよ

堂々と勝ち、堂々と負けよ
勝利より大切なのはこの態度なのだ

汝を打ち破りし者に最初の感激を、汝が打ち破りし者に感動を与えよ

堂々と勝ち、堂々と負けよ
汝の精神を、汝の肉体を、常に清廉に保て
そして、汝自身の、汝のクラブの、汝の国の名誉を汚すことなかれ

ドイツの哲学者カールー・ダイムの詩

KADOKAWAサクラナイツは騎士らしく、誇りを持って堂々と勝った。
セガサミーフェニックス、渋谷ABEMAS、KONAMI麻雀格闘倶楽部も、言い訳せず、品位を持って、堂々と負けた。

私のSNSのタイムラインでは、応援するチーム関係なく、戦ったすべてのチームを讃える声であふれていました。その光景を見て、本当に深い感動を覚えました。勝利より大切な堂々とした戦いぶり、各選手の生き様に、心を動かされ、ファンもまた、堂々と喜び、堂々とライバルチームを讃えました

Mリーグ関係者とサクラナイツに感謝を込めて


私は小学生の頃から、親戚と一緒に団らんしながら楽しく打つことと、麻雀の絶妙によくできたゲーム性が本当に大好きでした。Mリーグ観戦も、リアルで打つことも、ネット麻雀も、本当に大好きです。

しかし、長い間、私は「麻雀がめちゃくちゃ楽しくて大好きです!」と胸を張って公言できない悔しさを味わいながら生きてきました。これは、麻雀プロの方や麻雀関連のビジネスにかかわる人もきっと同じだと思います。

ここ数年のMリーグの普及、熱狂の拡大によって今では全く異なる世の中になったと思っています。それぞれの志と努力の積み重ねでしか成しえなかった偉業だと思います。昔ながらの麻雀ファンの私が「麻雀って楽しいよね!」と世界の片隅で叫んでいるだけではなく、今では老若男女、ライトな観戦専門のファンからコアなファンまでみんなが麻雀の楽しみを共有し、表現できる世界になったことが心から嬉しいです。

これからももっともっと麻雀を観る楽しさ、打つ楽しさを思う存分味わってくれる人がたくさん増えることを願っています。私も心から麻雀を楽しみ、SNSなどで発信していこうと思います。

駄文長文となりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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