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【Work6】確定拠出年金について知ろう
今回は勉強の回です。確定拠出年金について一緒に勉強しましょう。
■課題図書
今回の課題図書はこちら。
このマガジンは京野がお金の勉強をして家計を改善しながら複業を模索するドキュメンタリー記録です。
私と一緒にマネーのお勉強する人この指とまれ。一緒にがんばろう。
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さて、今回の課題図書は確定拠出年金に関する本にしてみた。
みなさん確定拠出年金やiDeCoをご存知だろうか。
私は言葉は知っていたしなんとなく分かっていると思っていたけど実際よく分かっていなかったんだよね。
本書では第1章に結論がまとめられており、後半は実際にどんな商品をどう選択していけば良いのかが書かれている。
「確定拠出年金は絶対に得をする制度なので利用しない手はない」ということが強調されている。しかし、会社ではじめに適当に選んだ商品そのまま何もしていないっていう人結構多いんじゃないだろうか。
以下に本書の内容をサマリした。
結論だけざっくりまとめているので理由や根拠、具体的な商品選択については本書をご覧いただきたい。
第1章 結論◆確定拠出年金の最適利用法
(1) まずこれだけ知っておけばOK
・確定拠出年金は自分で運用して老後に備える年金制度である。
・確定拠出年金では積み立てた掛け金の運用方法を自分で決める。
・確定拠出年金には企業型と個人型の2種類ある。
・サラリーマン、自営業、専業主婦など属性に応じて利用できる仕組みが異なるのでまずは自分が利用できる制度を確認しよう。
・基本的に企業型DCがあるサラリーマンは個人型DC(iDeco)は使えない。
・確定拠出年金は最大限利用した方が良い。
・属性に応じて確定拠出限度額が決まっている。自分がいくらまで利用可能なのか把握すべし。
・個人型では利用する金融機関を自分で選ぶことができるが、企業型では選択肢が決まっている。
・どちらも自分で運用商品を選べる点は同じ。
・年金なので60歳になるまでは引き出すことができない。
(2) 確定拠出年金は確実に「得」をする。利用しないのはもったいない
・確定拠出年金では3回、積み立てる時(所得控除)、運用中(運用益が非課税)、老後に受け取る時に税制優遇を受けることができる。
・将来の備えの置き場として確定拠出年金は最強である。
・自身の属性に応じて限度額が異なるが、最大限利用するのがおすすめ。
・企業型DCでは金融機関(運営管理機関)が指定されるが、個人型DCでは金融機関も自分で選べる。
・運営管理機関によって商品ラインナップや手数料が異なってくる。
・金融機関はなるべく手数料の安いところを選ぶべし。
・運用内容や掛け金の額はいつでも自由に変更することができる。
(3) 確定拠出年金では、実際にどう運用すればいいのか
・確定拠出年金で運用できる商品には大きく分けて、定期預金、保険商品、投資信託がある。
・このうち、投資信託の日本国内、または外国(先進国)の株式に投資するインデックスファンドを覚えておけば良い。
・投資信託とは個人投資家から資金を集めファンドマネージャーが運用して還元する。そのため個人が少額から始められる。
・運用の指針として、日経平均株価やTOPIXと同じパフォーマンスを目指すものを「インデックスファンド」、市場平均を上回ることを目指すものを「アクティブファンド」という。
・国内はTOPIX、海外はMSCI-KOKUSAIに連動するインデックスファンドを選んでおけば良い。理由は割愛。
・運用するお金が確定拠出年金の場合は、国内株4割、外国株6割で運用すると良い。理由は割愛。
・運用資産がある人はそれら含めて全体で割合を考えるべし。
・運用機関はなるべく手数料の安いところを選ぶ。
・確定拠出以外の運用も併用する人は、確定拠出年金で外国株式のインデックスファンドを、NISAで国内株式のインデックスファンドを運用すると良い。
・確定拠出年金では運用中の利益が非課税になるため、最も運用益が期待できるものを確定拠出年金に割り当てたほうが良い。
(4) 確定拠出年金は、可能な限り「大きく」使おう
【確定拠出年金利用の3原則】
・その1・確定拠出年金は、可能な限り「大きく」使おう。
・その2・確定拠出年金は全体の運用の中の「一部」と考えよう。
・その3・運用商品は手数料が安くて「シンプル」なものを選ぼう。
第2章 実践◆始めてみよう
・まず積立金額と運用商品を決めよう。
・個人型DCの場合は運営機関を選択して口座を開設しよう。この際のポイントは自分が運用したい商品を取り扱っていること、手数料の安いこと。
・運用する。指定口座から毎月自動的に引き落とされる。人生の節目で配分を変えることも可能。
・老後に受け取り開始時期が来たら受領する。60〜70歳の間に申請して「老齢給付金」を受け取る。
・60歳で受け取れるのは加入期間が10年以上の人であり、満たない人は最大65歳まで引き上げられる。
・受け取るまで運用が継続するので可能な限り引き伸ばすのが良い。
・途中で死亡した場合は「死亡一時金」として遺族が受け取ることができる。
・加入者本人が障害状態となった場合は、条件を満たすと障害給付金を受け取ることができる。
・確定拠出年金では既に持っている商品を売却しそのお金で別の商品を買う「スイッチング」と今後買い足していく商品の内容や分配を変更する「配分変更」が可能。
・NISAの場合はスイッチング機能がない。
第3章 一人ひとりの最適利用法と人生における確定拠出年金
この章では属性に応じたケース別に確定拠出年金の使い方を解説している。
フローチャートに従って自分の属性を確認し、具体的に最適解を示している。詳しくは本書を参照のこと。
また、本書では老後のためにどれだけ貯蓄が必要かひと目で分かる「人生設計の基本公式」が公開されている。
これを計算することによって、老後のために今、年間いくら貯金すればよいのか導くことができる。
そして多くの場合、確定拠出年金限度額以上の貯蓄が必要となることが分かる。
第4章 確定拠出年金の元本確保型商品と手数料
・確定拠出年金のメリットは運用益が非課税ということ。税制優遇制度のある口座では定期預金など元本確保型商品運用は向かない。
・商品を提供する会社が破綻した際、元本が全額保護されないことが多いので注意。
・投資信託の場合は運用に複数の会社が介在するため、法制上元本が全額保護される。
・定期預金の場合、銀行が破綻した場合、確定拠出年金と一般口座合わせて「1人1行1000万円まで」しか保護されないので注意。
・元本確保型のおすすめ商品は個人向け国債変動金利型10年満期。
・運営期間の選び方のポイントは、外国株インデックスファンドの取り扱いがあること、運用管理手数料が0.2%前後であること、運営管理機関利用手数料が安いこと。加えて老齢給付金の受け取り方にも差異があるので確認する。
第5章 企業型確定拠出年金の活用法
・転職、退職などによって年金資産を持ち運ぶことができるポータビリティ性も確定拠出年金の魅力。
・企業型DCでは積立金を拠出するのは個人ではなく企業である。そして加入者自身で運営管理機関を選ぶことができない。企業年金のひとつという位置づけ。福利厚生の側面を持つ。積立の上限も企業が設定することができる。
・運用管理手数料が1%を超える商品は選ばない。
・バランスファンドも選択肢から外す。
・企業型確定拠出年金制度に独自の制度としてマッチング拠出制度というものがある。会社の拠出額に個人で上乗せできるというもの。上限があるものの、利用できる場合には最大限利用すると良い。
第6章 確定拠出年金の商品ラインナップを理解する
本章では楽天証券に籍を置く筆者が、楽天証券の中から具体的な商品を例に詳しく解説を行っている。詳細は本書をお読みください。
第7章 移管をはじめとする諸手続き
・個人→企業、企業→企業、企業→個人の移管について紹介している。
・転職したときなど移管をお忘れなく!忘れるとすごく損してしまう。
・放っておくと自動移管されるが、その際積み立てた資産が現金化され、運用されない。自動移管期間は年金加入期間に計上されない、自動移管手数料はかかるなど、デメリットしか無いのでおすすめしない。
・確定拠出年金の受け取り方については、年金、一時金、その併用から選べる。
・老齢給付金は公的年金等控除、一時金は退職所得控除が受けられる。
・受け取りは可能な限り受給開始時期を遅らせた方が良い。
・受け取り方はそのときの経済状況による。損出が出そうなら受け取ってしまい、運用益が見込めそうなら年金受給する。
・控除は他の公的年金や退職金などの収入も合算で計算されるため、それらの兼ね合いも注視する。
・60歳以降も資産に余裕があり、確定拠出年金をなるべく長く運用し、公的年金の受給を遅らせ長期化する老後に備えたい。
・確定拠出年金のメリットの補足として、自己破産した際、銀行や証券会社の資産は差し押さえられるが確定拠出年金で積み立てたお金は全額保護される点も加えておく。
・確定拠出年金の積立金はあくまで本人のお金なので金融機関破綻の際も保護される。
第8章 正しくてシンプルな運用方法
・個人がお金の運用を行う際、リスクを取らない運用の対象として「変動10」、リスクを取る運用の対象として「外国(先進国)インデックスファンド」と「TOPIX連動型のインデックスファンド」を覚えておけば良い。
・銀行ではETFが扱えないのでNISA口座は証券会社に開設すべし。
・まずは運用資金をリスク資産と無リスク資産に分ける。リスク資産のうち6割を外国株式、4割を国内株式に割り振る。無リスク資産は当面使わないお金を変動10に、それ以外を銀行口座においておけば良い。
・リスク思案は最悪3分の1失っても良いように組む。その際、老後30年=360ヶ月なので、360万円=老後1ヶ月1万円を切り詰めるというのをひとつの基準にする。
・最後に「意外かもしれないけれど大切な10の運用常識」がまとめられている。内容は是非本書を読んでいただきたいので敢えて割愛する。
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サマリといいつつちょっと書きすぎた。
次回は私の確定拠出年金の内容を見直していきます。
みなさんも是非一緒にいかがですか?
ではまた次回。
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【次の記事はこちら】
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