マルチタスクは効率が悪い
有料マガジン記事ですが、今回は短いコラムなので無料公開です。
Google Chromeのタブを開きがちです。
ー ブラウザで何かの情報を読み込んでる間、即座に他のタブで別の情報にアクセスしたくなる。
MacBookのデスクトップを複数使いしがちです。
ー 誰かのチャットの返事を待つ間、デスクトップを切り替えて別の作業をしたくなる。
いわゆるマルチタスクかましてる風情。
いかにも「時間を有効活用してる自分」って感じするけど、気づくと全部中途半端ってことが多いことに気づきました。
これ、何が良くないかって言うと、やりかけの色々な仕事が「目に入ってくる」ことだと思う。
よくあるのが、ある仕事をしていて調べごとが発生したとき、開いたブラウザに既に開いてるページが目に飛び込んできて思考が中断されること。
「あれ、今何を調べようとしていたんだっけ」
あほか?と思うけどこれめっちゃ多い。
散らかった部屋と同じで、欲しい情報にたどり着くまでに散らかった情報の山をかき分けなきゃいけなくて、その過程で目に飛び込んでくる情報に思考が支配されてしまうのである。
人間ってすごく賢いかと思いきや、案外こんな簡単なことで思考力が奪われる単純な動物なんですね。
最近、在宅勤務でよくあるのが、オンラインセミナーに出席しながら、なんとなく手持ち無沙汰になって、裏で別の作業を始めてしまうこと。
そうすると内職の方に気を取られて、いつの間にか別のことを考え始めてしまう。
気づくとセミナーの内容が全然頭に残っていない。
内職の方も片手間にやっているからたいして進んでいない。
結果、この1時間何だったのだろう?ということになる。
「効率化」とか「生産性」っていう単語を聞くと、並行して作業するのがとても素晴らしいことのように思われがちだけど、落ち着いて1つのことに集中して取り組んだ方が、結果的にトータル仕事が早く終わるんじゃないかと思っています(京野調べ)。
他のことに集中力が削がれてしまうことの対処法は単純で、関係ないものを目の前から消す、これに尽きると思う。
今やらない仕事のファイルは閉じる。関係ないブラウザは閉じる。デスクトップにファイルを置かない。
調べごとが途中でブラウザを閉じたくない時は、ブラウザのタブ情報を保存してくれるブラウザの拡張機能などを使うと良いです。
ブラウザのタブをたくさん開くと自分の脳内ワーキングメモリだけでなく、パソコンのワーキングメモリにも負荷がかかって処理が遅くなるので(人間と同じですね)やっぱり良いことは何もないんですよね。
コツは、いま自分は何をする時間なのかを決めてそれ以外見えなくすること。
在宅勤務で集中力のそがれやすいオンライン会議、オンラインセミナーが増えているいまこそ、1つのことに集中する習慣をつけることが、実は仕事を効率的に進めるコツなんじゃないかと思います。
では、また。
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