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【Work4】保険の勉強をしよう
今回は勉強の回です。保険について一緒に勉強しましょう。
■課題図書
後田亨さんの最新著書を読んでみましょう。
■参考資料1
Voicyパーソナリティ「ワーママはる」さんの生命保険についての回がとても良かった。この中で後田亨さんの本が紹介されていた。
■参考資料2
経済評論家の勝間和代さんも日本人は生命保険はかけすぎ、と警鐘を鳴らしている。
このマガジンは京野がお金の勉強をして家計を改善しながら複業を模索するドキュメンタリー記録です。
私と一緒にマネーのお勉強する人この指とまれ。一緒にがんばろう。
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さて、今回は課題図書に設定させていただいた後田亨さんの本の内容を私なりにサマリしてみたので、よかったら参考にしてみて欲しい。
序章:その保険、本当に頼りになるの?
・人生100年時代と言われているけどこれは本当。寿命はどんどん延びている。
・保険は陳腐化する。
・約款に書かれていないことは保証外。
・数十年後、保証が必要なときに医療も変わる。どんな世界になっているかはわからない。
第1章:最強の保険は健康保険
・民間の保険におすすめはない。健康保険だけで良い。
・民間の保険では、保険料から保険会社の諸経費等を引いた残りのお金が給付に回るので、どこまでも「保険料負担>受給」となる。
・まず健康保険についての理解を深めることが重要。
・医療費の負担はどの程度見込んでおけば良いのか?入院が短い病気の医療費は高くても100万円、入院が長期に及ぶものでも300万円程度。さらに健康保険があるので医療費負担は3割以内。
・さらに「高額療養費制度」という第2のセーフティネットがある。病院への1ヵ月間の支払いが一定の限度額を超えた場合には、超過分の医療費がほとんどタダになる。
・どんな病気でも、社会復帰や家庭復帰までの医療費は50万円で済むと言われている。
・民間保険の入院しないともらえない給付金に注意。入院日数は年々減っている。
・手術についても技術が進歩し、開腹・開胸・開頭が不要になっていく。これら大手術のみ手当がもらえる保証は対象外となるケースもあるため注意。
・民間の医療保険は医療技術の進歩に追いついていない。
・医療保険に入りたいなら短期の掛け捨てを選ぶべし。都度最新のものに乗り換え、もしくはやめるのが良い。
・健康保険制度を守ることが大事。終末期、延命治療をする人が多いが、無駄な延命をやめて医療費を節約することが大事。
第2章:がん保険の「ストーリー」にだまされるな
・男性は前立腺がん、女性は乳がんと子宮がんが増えている。検査の普及が原因とも言われている。
・肺がん手術2週間程度で退院、大腸がんでも20日を超えることはない。統計は全年齢の平均日数であり、がん患者の多くは高齢者であることを考慮すれば(ほかの病気を抱えている可能性も高いため)若ければもっと短期間で退院できると考えられる。
・手術の技術も向上している、日帰りも多い。
・先進医療特約は2000万円くらいまでの費用を補填、保険料は月々100円程度というものだが、先進医療とは人体実験。効くことがわかれば健康保険に移行する。
・先進医療は大きく4種類、最大でも300万程度。3万人に1人。年間1200円×3万人のうち1人、残りは保険会社の取り分である。
・上皮内がん=ステージ0の取り扱いに注意。保証外になる場合が少なくない。乳腺の上皮内がんで切除となって対象外となる場合も。
・働けなくなるリスクについては、健康保険の「傷病手当金」について知っておく。最長18ヶ月、標準報酬月額の3分の2もらえる。有給休暇も活用できる。
・大企業の健康保険組合の中には「付加給付」と呼ばれる給付金を上乗せしているところもある。確認してみること。
・フリーランスの人たちはがん保険に入る意味があるかもしれない。
・自由診療を受けたい場合は健康保険が使えない。
・がん保険の中にも自由保険に対応した商品がある。ただし、自由診療が自由に受けられるわけではない。診療連携拠点病院に限定されていたり、未承認の抗がん剤入手に課題。薬代は患者負担、その他は健康保険の適用が受けられる。薬が高額。自由診療保証の内容についてはよく確認する必要がある。
第3章:介護保険に勝る現実的方策
・結局、自分で積立、運用し、自己資金を蓄えたほうが賢明。
・自分が入る介護保険は自分たちの親には使えない。
・介護期間を減らす上で重要なのは、延命治療をしないこと。老人の多くは延命治療を望んでいない。
・自分が要介護になったとき延命されたいか?胃ろうはどうなのか?考えておく。
・要介護になるのはかなり先のこと。
・健康寿命はアンケート調査に過ぎない。
・寿命が延びれば要介護になる年齢も上がる。
・介護保険制度が現在のままか?社会状況の変化とともに変わっていく。
・ロボット技術が介護を変えていく可能性。
・アンチエイジングの研究も進んでいる。
第4章:貯蓄・運用目的の保険はいらない
・老後までお金を動かさず一定額積み立てる場合は「確定拠出年金」を利用すえべき。税軽減効果など保険と比較にならない。
・個人年金保険、終身保険は増えないのでおすすめしない。
・終身保険は相続対策としては使える。
・変額保険は死亡保障の確保にお金がかかりすぎるのでおすすめしない。
・外貨建て保険は死亡保証がある場合には、その分積立運用に回るお金は減るので資産形成にはおすすめしない。
・運用、資産形成目的でおすすめは確定拠出年金、つみたてNISA、個人向け国債、じぶん積立(明治安田生命)
第5章:結局、「保険」をどうすればいいの?
・本章では筆者がおすすめする具体的な保険商品が紹介されています。詳しくは本編をお読みください。
・国の遺族年金の金額を確認する。本編でも具体的な数値が紹介されています。
・勤務先の保障制度(弔慰金規定)を確認する。
・就業不能保険については、まず健康保険の傷病手当金、勤務先によっては付加給付を確認する。
・就業不能保険は自営業者など国健康保険には傷病手当がない人以外は必須ではない。
・貯蓄、運用目的の保険は不要。
・現在加入中の保険については、これまで払った保険料と払い戻しされるお金でマイナスとなっても、元が取れるまで継続しようと考えないこと。
・払済という選択もある。
・保険相談は保険会社営業、保険ショップ、銀行、郵便局に頼らないこと。
・保険相談は保険販売による手数料を得ていない有識者への有料相談が良い。
・有料相談で気をつけたいのは不独立系FP。
まとめ
・健康保険などの公的な補償制度を理解する
(高額療養費制度、傷病手当金)
・保険加入を最小限にする
・勤務先の保障制度によっては世帯主を変更した方が良い場合もあるかも
・民間の保険で用意すべきお金=(必要な補償額ー遺族年金ー勤務先の保証ー自己資金)
・遺族年金、勤務先の保証について確認する
■チェック
・確定拠出年金
・つみたてNISA
・個人向け国債
・団体定期保険
・個人型確定拠出年金(iDeCo)
今後のアクション
保険について知れば知るほど、私は「健康を保つために今できることをする」ことが自分にとっても良いし、安上がりである!と思いました。
つまり、保険の前に、まず睡眠、食事、運動について本気で改善した方が良いと思うのです。
睡眠、食事、運動に気をつけた方が良いことは誰でも知っています。
けれどつい後回しになっています。それは今すぐ困らないからです。
しかし、本書で介護の話や病気の話をイメージするうちに、他人事ではないと思いました。
人は、簡単な方に流れるものです。保障を金で買った気になり、自分の健康にはきちんと向き合っていない。まずはここを反省すべきと思いました。
その上で、やはりお金については情報を持っている人が強い、ということ。
まずは「まとめ」の「チェック」で挙げたキーワードについて理解を深めることが重要です。
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今回は勉強回でした。後田さんの本、是非読んでみてくださいね。
実際の見直しについてはまた別の回で触れていきます。
では、また次回。
お金に詳しい方、「間違っているよ」「もっとこうした方が良いよ」などお気づきの点がありましたら教えていただけると嬉しいです。
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