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ワーママはるラジオにゲスト出演したゾ

クレヨンしんちゃん風に書いてみたけどタイトルのとおり、今朝のワーママはるラジオに出ました京野です。世界のみなさんおはようございます。

昨夜、はるさんと別件の打ち合わせをしていたら、はるさんが突然「明日のVoicyまだ撮ってないんだよな〜このままゲスト出演しませんか」と言ってこられました。「嫌なら断ってもらって良いですよ」と。
「へ?(変な声出た)良いです…けど私なんかで大丈夫ですかね、えーとえーと」ともごもごしてるうちに「ゆるーくで大丈夫です」と言いつつガサゴソしたあと「京野さんは普段何されてるんですか?」と聞かれて「ん!!!?」
(え???もしかしてもう始まってる?え?ちょっと待っ…)

私見ですが、頭の良い人は決断と切り替えのスピード早いですね。

私はポンコツなのでどっちも足りてません。

はるさんの男前の決断力と切り替えスピードはともすると、とてもドライな人間だと思われるかもしれないけど、実は(←失礼)情に深いところがギャップ萌えポイントだと個人的には思っております。

分かる人に分かって貰えば良いですが、私もトイレは1人で行くし早い種族です。世の女子はトイレの中で一体何をしているんだろうというのが学校の七不思議のひとつでした故(要は勝手にはるさんに親近感を感じているという話)。

そんなこんなで気付いたら収録が終わってました。

「これ公開しちゃって良いですか?」
「は、はぁい」最後まで歯切れ悪い。

大丈夫、なのか?分からない。
しかし終わってしまったものは仕方ない。

切り替えの早いはるさんはさっさと音声の後処理して次の日の朝ヨガに備えられたんだと思いますが、こちとら凡人ですゆえ、まったく寝つけません。

あの話すれば良かった。
もっとこういう言い方すれば良かった。

ひとり反省会が止まらない。

ひとしきりぐるぐるしたあと、
でもま、もはやあの音声ファイルは私の手を離れたものよ。今何を考えてもしかたなし。
と頭では分かって…いるものの、もう三周くらい反省してからやっと、いつの間にか眠りについてました。

しかし、体勢が悪かったのか数時間後にパチ、と目が開いてしまいました。
そしてじわじわ冴えてきて、いたたまれなくなってこのnoteを書いてます。

昨夜の収録は23時、もう頭がまったく働いていませんでした。
しかし明け方になってだんだんと、私の声がはるさんというインフルエンサーの波に乗って、いったい何人のひとのもとへ届いてしまうんだ、という事実がリアルに押し寄せてきました。

みなさんは想像したことがあるだろうか。
コンビニに行った帰り道、独り言と思って呟いた「レジのおっさんキモい」というツイートが、たまたまダルビッシュ氏とかに「こういう人間がいるから日本が良くならない」とかって引用リツイートされて、突然知らん人にボコボコにされる日のことを(私の想像創作です)。

今回は私、承諾して出演してるんですけどね、インフルエンサーによって自分の声が、自分のファンであるわけではない人たちに広く届いてしまう事態ってこれまでリアルに想像してこなかったな、ということに気付いたんですよね。なにしろ私なんてそのへんにいるただの一般ピーポーだからね。
でも、例で書いたみたいに、自分は独り言だと思っていても、インターネットっていう広い海に投げ捨てた瞬間、その瓶の中にしたためた手紙を誰が読むかは分からないってことなんですよね。

それを思うとテレビに出てる芸人やタレントの方たちなんてプレッシャーすごいだろうな。もちろんvoicyのパーソナリティのみなさんも、日々このプレッシャーの中にいるんだなぁって初めて実感として感じた記念日になりました。

だから、自分の言葉が、もしかしたら誰かを傷つけてしまわないかに慎重になるし、違った受け取り方をされないように言葉を尽くす。
しかしそれが「炎上しないように、みんなに好かれるように」と思うと今度は個性が死ぬんだろう。難しい。

それと今回、伝え方の甘さにも気付きました。
いつもはるさんのvoicyを聴いていて思うのが、はるさんの想像力なんですよね。聴く人の立場で言い換えたり例を出して補足したりしているから聴きやすい。

今回、私は知育についてお話ししてるんですが、「こどもを観察して親が働きかけることが大事」ってことしか言ってない。
これって野球選手に「時速120kmの球をどうやって打ってるんですか?」って聞いた時に「とにかく球をよく見て、バットを振ることです」って言われてるようなもんですよね。
そりゃーそうなんでしょうよ。
じゃあ「観察する」っていうのは具体的にどういうことなの、「働きかけ」ってなんなのってことだよね。

私はハウツーを言葉にしようとすると結局みんなだいたい同じになるんだと思っている。
それは育児書や、こどもちゃれんじの冊子や、Eテレのすくすく子育てで語られるものと結局は同じようなものになる。
でもそれがどれだけ深く腹落ちするかは個人差があるし、そもそもそれが重要であると思っていないと言葉が耳に入ってこないものだ。
じゃあ私が語れるのは何かって考えたら、具体的な事例なんだと思う。
結局、人の心に届くのは「ストーリー」なのだ。

たとえばスポーツ選手がいう「よく見る」とはどういうことなのか。それは私たちが想像してるものと多分違うものだろう。
それをなるべく上手に伝えようと思ったら、相手の中にあるイメージを引き出すのが手っ取り早い。

分かりやすいのは行動だ。
踏み込むってどんな感じ?「自転車のペダルを踏むときみたいに」「重いものを持ち上げた時みたい」にというように。
パンの作り方を伝えるのに、材料混ぜてこねて焼く、では伝わらないのだ。
「耳たぶくらいの柔らかさになるまで」と誰もが知っている表現に置き換えていく必要がある。

そして、そもそも、私が伝えたかったのは本当に「それ」だったのか、という問題もある。つまり、「こどもを観察して親が適切な働きかけをすること」というのは、様々な前提のもと成り立っているひとつのハウツーの側面に過ぎないのではないか。その前提をリスナーの方と共有している前提で話している点に私の想像力の欠如が伺えるし、言語能力の低さも課題だ。

今回私は別に知育に機関車トーマスを推しているわけでも、幼児教室に入らなきゃいけないと思っているわけでもなく、ともすると早期教育が良いと思っているわけでもない。さらに、たとえば百玉そろばんというツールが重要なのではない。

たぶん、私が重要だと思っているのは、こどもが投げたボールを親が拾ってあげる「姿勢」なんだと思う。
親の方からボールを投げてみても良いと思う。そのときキャッチボールを強要するのではなく、そのときのこどもの様子を観察することが大事だよ、と言いたかったのだ。
そしてこどもが投げ返してきたらキャッチボールを一緒に楽しむ。
投げ方に変化をつけてみる。
こどもがどんな反応をするか見る。
こどもが飽きたら休憩する。
そんな簡単なことだ。

そしてそのときに重要なのは、それが「相手が投げたら返す」という機械ではなく、人間であるということなのだ。


ふむ、こうやって普段から思考していればもっと違う言葉出たのだな、きっと。
つまり、普段から思考をアウトプットすることが、こうやって突然のVoicy出演となったときの身を助けるかもしれないのだ。


今回のVoicy出演で思ったこと。

・自分から切り離されたことをいつまで考えていても仕方ない(自明)。
・想像力を働かせる。
・自分にしか語れないのは具体的な事例やストーリー。
・普段のアウトプットの練習が話し方の筋トレになる。

現場からは以上です。


追伸:はるさん、この度はVoicyへのゲスト出演のお誘いありがとうございました。私の出演によりはるさんのVoicyコレクションに傷がつかなかったか心配です。とっさに記事にしてしまいましたがnoteで不適切な表現がありましたらご指摘くださいませ。

■問題のVoicy↓(怖くて聴けてません!)

■今回の話しの元ネタ

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京野 誠|オンライン軍師
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