ポルシェの助手席で思ふこと
人生には戦略が必要なときがある。
冷静に俯瞰してターゲットを狙う、それが数学的婚活戦略。
婚活は駆け引きのせめぎあい、人間の裏表がよく見える。
京野の婚活考察から自分の幸せや人生戦略について考えてみませんか。
若かれし頃、私はさまざまな車の助手席に乗ってきた。
ベンツ、BMW、アルファロメオ、そしてポルシェ。
ポルシェの持ち主は大手銀行マンの彼だった。
車内についている既存のスピーカーをなにやら高級なやつにカスタマイズしていて、初めて助手席に乗ったときは真っ先に
「音が違うの分かる?」
と確認してきた。
確かに彼のポルシェが奏でる低音は素晴らしく響いていて、波長は振動となり高級な革のクッションとともに私の身体を包み込んだ。
「銀座の鰻を食べに行こう」
と言い、駐車場探しに手こずる彼を横目に私は思った。
確かに高級車の助手席は気分が良いし楽チンだ。だけど私は人の車の助手席に座っているより自分で運転したい。
もちろん、車の話ではない。
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