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【東京メトロランその1】丸ノ内線編

東京メトロランとは何なのか

突然だが私には夢がある。
それは、東京メトロの9路線、すべてを端から端まで走り切ることだ。
初めて電車ランを敢行したのが山手線ランで2016/1/24のこと。そこから何かの鉄道会社を制覇してみたい気持ちに駆られ、まずはほぼ都内だけにのびている一番手頃な東京メトロを制覇しようと思うようになった。
1年で制覇してやろうと2017/5/28に意気揚々と制覇した丸の内線から数え、現在5路線を制覇。しかし途中全く走らず堕落していたり、正直すっかり忘れていた時期もあり、いまだ制覇しておらず。
2021年も後半になりこのことをふと思い出し、昔からの夢であった東京メトロ制覇を叶えたいという思いがふつふつと湧いてきた。
この投稿は、その決意表明の証であるとともに、いつかこういった記録を残すであろう時のために誰に見せるでもない当時の写真を公開したい私の承認欲求、自己実現欲求を満たすための投稿である。
では、本編へどうぞ。

1路線目の選定

時は2017年5月28日、記念すべき東京メトロラン1路線目は丸の内線であった。
なぜ丸ノ内線なのか。それはまず、東京メトロの中でも強敵である路線から優先的に倒すことで後半の戦いを楽にしたかったことにある。
Wikipediaにて東京メトロ各路線の距離を調べると

1位 東西線  30.8km
2位 有楽町線 28.3km
3位 丸ノ内線 27.4km(中野坂上~荻窪と中野坂上~方南町を合算)
4位 千代田線 24.0km(北綾瀬までの計算)
5位 南北線  21.3km
6位 日比谷線 20.3km
7位 半蔵門線 16.8km
8位 銀座線  14.2km
9位 副都心線 11.9km(有楽町線との共用区間含まず)

と、なる。さすがにいきなり東西線はキツイ・・・と感じた私は無難そうだけど手ごわそうな3位、関脇の丸の内線から入ろうと心に決めた。
東西線はラスボスに取っておこうと。

丸ノ内線ラン当日

東京メトロラン記念すべき1発目ということで相当わくわくしながらスタート駅の池袋へ。
この日は何を血迷ったか当時付き合っていた彼女(というより現在の妻)に同行を依頼。さすがに一緒に走ってもらうのは気が引けたので私のロードバイクで並走してもらうことに。

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いざスタート!

丸ノ内線、いやなポイントが2つある。
ひとつは東京をかなり迂回して走る路線のため池袋から終点の荻窪まで、普通にまっすぐ走れば10km足らずなのに無駄に27.4km以上も走らなければいけない。「以上」と書いているのは27.4kmはあくまで線路の距離であって、道路を走るため回り道はいたるところであるはず。よって推定3倍以上の距離をかけて荻窪までいかなければいけないのである。何このムダな感じ・・・
もう一つは中野坂上からふたまたに路線が分かれている。終点が方南町と荻窪2か所存在しているのだ。最初は荻窪方面だけクリアすればOKでしょ、と思っていたがそれでは制覇したことにはならないんじゃ・・・という思いが出てきてしまい、中野坂上から方南町まで行ったらもう一つの分岐先である新中野駅まで戻り荻窪を目指すことに。
こりゃ結局何キロ走ることになるんだ・・・
まあでも走り出したら快調なもんで各駅を続々とクリア。当時の天候を見ると22度の曇りだったようなので比較的走りやすかったことも功を奏したかと。
ではここから全体を通して辛かったこと、楽しかったことを発表しよう。


丸ノ内線ラン辛かった箇所ベスト3

3位 霞ヶ関〜国会議事堂の坂
坂道、個人的には急な短い坂より長く緩やかな坂の方がきつい。記憶する限り、池袋以降でそういった坂が初めて出現したのがこの地点。いやなポイントと書いた回り道スポットを抜け出してすぐなので余計に辛く感じるスポットであった。

2位 方南町〜新中野
いやなポイントにも書いた、路線が分かれているスポット。荻窪まで行くと決めているので方南町がゴール地点ではないとわかってはいるものの、到着するとその先に駅はない訳で、この上ない達成感が湧いてくる。
その達成感を押し殺して、再び荻窪方面に走り出すモチベーションを復活させるのに時間を要した。

1位 ラスト荻窪駅までの坂
ラストが青梅街道になるのだがこちらもまた嫌いな長く緩やかな上り坂。これが本当にキツく、前ではなく下を向きながら歯を食いしばって歩を進めるレベル。
あまりのキツさに、ゴール地点の荻窪駅は青梅街道から最後横道に逸れる必要があるのだが分岐に気づかず無駄に坂道を登りきることに。
結果来た道を少し戻って荻窪に向かうことに。これは体力ない中で本当にキツかった…

丸ノ内線ラン楽しかった箇所ベスト3

3位 銀座エリア
走ったのは休日で日中。銀座は歩行者天国となっている。こんなところ走ってるやつ、当然だがいない。
よって、滅茶苦茶目立つのである。これを気持ちいいと感じるかどうかはあなた次第。

銀座の街並みと私

シャネルと私

2位 新宿駅近辺
これまた銀座と同じ理由。こんなとこ走ってるやつ、いないのである。なぜ銀座より上かというと、イメージとのギャップが新宿の方が大きかったからだ。銀座は歩行者天国があるため走りやすいのは想定内。しかし、ゴミゴミしているイメージの新宿に走りやすいスポットがあるのは意外であった。
アルタ前から新宿通り道なりで大ガードまでが歩行者天国であることも相まって特に走りやすく、快適なランができた。

新宿と私

1位 ゴール荻窪駅
やはりゴールの瞬間が最も楽しい、達成感を得られる瞬間である。前述した辛い箇所も、ゴールの瞬間全て吹き飛ぶくらいの喜びを感じられる。
東京メトロランなんて、誰にも求められてないし、達成したからといって何かに活かせるとも思っていない。だけど、どんなに下らなくても自分なりのゴールを設定すると特別な感情を抱くことができる。こんな気軽に達成感を味わえる東京メトロラン、おすすめです!

ゴール!


トータル走行距離

さて、トータル何キロ走ったか。線路は27.4キロなので、それ以上であることは確実。

Oh…

なんと、37キロ。10キロも余計に走っていたのである。そりゃ疲れるわ…よくやった自分。

ホントに辛かったのは実はゴール後…

ゴール後、すっかり忘れていたことがあった。当時付き合っていた彼女(というより現在の妻)は私の自転車で同行してもらった。この自転車の帰りの扱いを失念していた。
自力でこいで、私は帰らなければいけないのである。
37キロも走った後なのに、荻窪から当時住んでた駒込まで。
これは地獄だった…


まとめ

楽しかったこと、辛かったこと色々あった東京メトロラン丸ノ内線編。しょっぱなから第3位の長さの路線を制覇できたのは今後の大きな自信につながった。
さて、次は2017年6月に走った銀座線ランのレポートでお会いしましょう。

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