ORION 全曲解説12 パーセントTerrorist
20周年！14曲入りフルアルバム！
ORIONが結成20周年を迎えまして、結成20周年目にして初のフルアルバムをリリースします！（全14曲入り）
こちらを記念してレコ発イベントも執り行われるので要チェック！
ORION / ORION (CD/BTR-148)
2,300円+税
2024年11月5日発売
01.パーフェクトTemplate
02.Defeat
03.New Horizon
04.Eternal
05.Getting around the wrong ethics
06.TWICE
07.瘋癲
08.エレメント
09.猜疑SNR
10.トンボ、羽、矛盾を作りだせ
11.創造デファクトスタンダード
12.パーセントTerrorist
13.カスバビル愚民のラベル
14.サンプリングStreaming
通販購入はこちら（送料無料）
■PV
ORION / パーフェクトTemplate
■ORION20周年記念ツーマンライブ
2024年11月16日（土）初台WALL
ORION
eventoday
OPEN/START 18:30/19:30
ADV/DOOR 2,400円/2,400円＋1Drink
全曲解説12 パーセントTerrorist
さて、続きましてきました！「パーセントTerrorist」！
ORIONの記念すべき1stアルバムのリード曲で、制作会社に入ってもらってMVも制作した曲になります。
そのMVがこれだ！
金がかかってるのがよくわかる動画ですね笑
これ、深夜に渋谷のバー「タケノツカ」で撮影させてもらったんだけど、深夜の営業をやめてもらって机と椅子全て搬出して機材いれて撮影するっていう結構店主のタケさんに無理言ってやってもらったんだよね。（店主タケさんと我々の関係性については全曲解説「猜疑SNR」編を参照）
渋谷東武の正面に位置するバーなんだけど、機材から爆音で音出して音漏れフルマックスの状態で夜通し撮影したのに苦情も警察もこなかったという奇跡の撮影。お客さんいれてライブシーンを撮影したんだけど夜中にも関わらず70人くらい来てくれて超助かりました。あの時手伝ってくれたみなさん本当にありがとう！
さて、曲の解説に入る前に、この曲のゲストボーカルとして参加してくれたTHRHのテツヤさんについて少し。
あまり知られてないんだけど実はこの曲が入ったアルバム「Party Knights」のアートワークはTHRHのテツヤさんとドラムのリョウヘイさんによるデザインなんです。
当時我々の記念すべき1stアルバムをリリースするにあたりジャケデザインしてほしい人を検討したんだけど迷わず打診したのがお二人。THRHの大ファンなのもあるし、テツヤさんとリョウヘイさんの考えるアートワークが大好きだった。てか、THRHのマーチって今もマジでかっこいいんですよね。うちに何種類あんだろってくらい買ってるし、実はメンバーの中で一番バンドマーチを買っているかもしれないドラムのキノシタも結構な数買ってるはず。ディレクションがヤバいんだろうな。
あまりにかっこいいからこの間買ったマーチは妻にとられてしまいました笑
もちろんかっこいいのはアートワークだけではなく、ライブも楽曲もバンドに対する姿勢もめちゃくちゃ尊敬している存在。テツヤさんに関しては今でも話してて少し怖い錯覚に陥るのが大好き。いや、良い人だし何もされてないんだけど笑 この間はうちの子供達とも遊んでくれたし。マジ尊敬してる先輩の一人です！
そんな感じで1stアルバムはテツヤさんリョウヘイさん抜きにはできなかったので、そのリード曲であるこの曲はぜひテツヤさんにゲストボーカルお願いしたいとオファーしたところ、即承諾。たぶんオファーしてからOKの返事が全ゲストボーカルの中で1番速かったんじゃないかな。「はい分かりました！よろしくお願いします！」ってすぐに返事くれた。
その後、曲の歌詞とともにいれたい部分の指定をしたら、まあ細かく確認相談がくるわくるわ！片手間じゃなく真剣にこの曲を良きものにしてくれようとしている姿勢に感動したし、先輩後輩とかじゃなく真摯に接してくれるテツヤさんの漢気に私もバンドのみならず全ての携わるプロジェクトにおいて同じ姿勢でやっていかなければと襟を正す気持ちになった。
そんで乗せてもらったボーカルが本当にヤバすぎる！いや、これに関しては参加してもらったゲストボーカル全員ヤバいっていってるから説得力ないかもだけど、本当に今回に関しては全員ヤバい。
この曲のテツヤさんも我々の歌詞にかなり寄せてくれているのに明らかにテツヤさん節だし、それでいて我々の乗せ方にもマッチしている。すごい。
てな感じでお世話になっている先輩に現在進行形でお付き合いいただいているたけでなく、こんな感じで最高のご協力をいただいていることに幸せ噛み締めちゃってる次第です！
さて、曲解説にもどりましょ！っていってもサクっと笑
この曲は確かイントロとドラムの感じだけは私の構想だけどあとはケイスケが中心となってバンド全体で作り上げたと思う。なので個人的には大きな思い出はないっちゃない笑
ただ、勢いとメリハリのある曲にしたくて、特に〇〇ってバンドの△△みたいなってのは意識せず作ったと思う。ライブでもみんながノリやすい曲になっているのか、ライブでも盛り上がっているように見えがちなのがこの曲だったりする。
なるべく流れはポップに聴きやすくを意識して作ったはずなのに問題は歌詞。
世の中に対しての怒りとかすでに薄れていた20代後半に作った曲なのに怒りにあふれている笑
理系出身だからかもわからないが数字を使って誤魔化す行為を大きな権力がやって印象操作をすることにこの当時強く腹が立ってたようです笑
ちなみに今も本業のほうでは、例えばこの手法が今の事業上、戦略として使えるか使えないかを議論をしているのに立場のあるお偉いさんがコメントとしてその戦略が「20年以上前の古くからある考え方」であるというコメントを残し、だからこう思う、まで説明せずに終わらせるような、自分の考察はいれてないのであたかも事実を並べているように見えて「古い＝使えない」という印象操作をするような手法は大嫌いです。伝わりますかね？そして例えばと前おきしたけどこれ実話です笑
たぶん物事を良きものにしようとする動きではなく、単なる批判や牽制をしたいだけを目的にしてお偉いさんがさも知ってるふうな口調や手法で印象操作をすることが嫌いなんでしょうね。「お前はバカだ」って言われてるようで。
さ、他の曲解説にない荒々しい文面になったのでこの辺にしとこう笑
ちなみにこの曲の歌詞は私から作ってクボタと当時のボーカルであるスナガが同じテーマで歌詞を考えたので、全体を通してのパンチラインは私が考えた歌詞の中にあってほしいものだが、1番のパンチラインはスナガの
「世論操作kill you」
だと思います笑 いや、色々な表現の仕方ある中でストレートすぎんだよ笑
「パーセントTerrorist」
詞 Kumita, Kubota, Sunaga, タジリテツヤ
[Kumita]
殺せあいつを殺せる
今、あいつを殺せる
あいつを殺しておだてたあいつはその後殺せる パーセントまるでテロリスト
いらない役割 ハネるサラリー パーセントでごまかす ブラックボックス見た目は正確
小数で人は切り刻める 大衆惑わせてほくそ笑む
デカい媒体が神を気取る
作為的な「無作為」を使う
キメてる女がニュースを読む お前ら全員アバズレだろ?
楕円形の頭さする口を開けた売人 真実を格安でお譲りしますと言う
ケミカルテイストは複雑なようで単純 味は様々とみせかける洗脳は同様
モダン気どりは島の端くれ 鍵のありかは 電波のみぞ知っている
[Kubota]
裏切り者は殺してしまえ
勝利は目前我らが優勢
あいつは悪魔殺してしまえ
これは聖戦我らの使命
0と1のわかりやすい二元論
創り出すマスメディア
何が正義かは誰かに決められる事じゃない
自分で決める
無意識に巻き込まれる
無限の鎖
掲げる大義は建前で
カリスマつくって目を逸らす
目の前に立ちはだかる 意思無き数字
お前にとっての一つの答え
それこそお前の100パーセント
[Sunaga]
世論操作kill you パーセントにめがくらむ
建前ばかりみんなと一緒ひとりぼっちにはなりたくない
正義の刀は殺人兵器 振りかざせば殺される
[タジリテツヤ]
0と1二元論で決め付け
白か黒の極論押し付ける
右向け右の世論？
自分で決めろ
不誠実な文字列に小躍り
湾曲した真実をお代わり
ミスリードの羅列すら欲しがり
現実を嘆いたり fuck
広げろ 視野を
合わせろ 視点を
捉えた 視界で
透明な未来をその手の中に！