ここの病院で救われてます!なのに……
「〇〇ということがあったからビビって無理言っても、快く対応してくれている皆様には感謝しかありません。ずっとこの病院で治療したいのになぁ」が本音。
「いつもありがとうございます」とか
「めっちゃ配慮して頂いているおかげで…」とか
こう、色々感謝している人に対して、他院でのできごとを伝えてしまった。
それも、どちらかというと?
いや、ダイレクトにネガティブな感じが滲み出ていた。
あー、何故こう昔のことと未来の想像とに挟まれて色々考えて変なこと言っちゃうのだろう?
大切なのは、今だよ、今。
今を生きて、今を見つめようよ!
マインドフルネスやらないとだなぁ。
瞑想最近ちょっとサボってるから、再会しないと!
皆様も是非!
ネガティブな感じで伝えてしまったのは同月2回目のアナフィラキシーの時にショックに至ったエピソード。
伝えた相手は一回目神対応でぶっちゃけ超高速回復&合併症無しで切り抜けてくれた施設で働く看護師に……
あーあ、ちょっと自己嫌悪。
言葉を交わす時間少ない……のは言い訳だよな〜。
もっとダイレクトに会話しないと。
一応、各々のエピソードは↓↓に貼っておきます。
同じ月に二度アナフィラキシーを起こし、うち一回はアナフィラキシーショック
一回目は神対応すぎて、正直かなり回復が早く、そういえばこの病院でもアナフィラキシーなってたっけ? と思い出されないと忘れちゃうほど全てが超スムーズに行き、早期回復して早期退院になった。
別の病院でのできごと↓↓
別の薬剤を投薬時、またもやアナフィラキシーになった。
自覚症状でアナフィラキシーだと判断し、エピペンを打った(この時エピペンを持っていたのは2週間前にアナフィラキシーになった時にもらっていたから。なんともありがたい。)
しかし、この時は初回ほどラッキーではなかった。
呼吸困難感があり、喘鳴は甲高く部屋中に響き渡った。痰と?transudate?で肺はベチャベチャになり、これも苦しさと咳に加担した。
血圧は著しく低下し、上は60mmHgに下は測定感度以下。
身体は必死に代償しようと脈も爆上がり。
血管外に水が漏れ出たために、漏れ出た分脱水にもなり、、脈拍はさらに上がる。
身体はショック状態で、毛細血管充満時間も延長。
目の前は白抜けしていく感じで意識飛びそう。
このまま点滴の針入らず、再度エピネフリン(アドレナリン)筋注できず、ステロイドや抗ヒスタミン薬静注出来なかったら死ぬな……
間に合うか?
ってな感じです。
別な薬剤で、打ってから数日かけて血中濃度が上昇してくるものだったので、そういうことも影響していた可能性もあります。
直後の記憶の方が鮮明ですし、正確です。感情で脚色されていない時の情報が書かれてるので、↓↓に貼っておきます。
結局、この病院で死にかけたのは2回目、救命措置が必要になるかもと意識したのは3回目。救われたのは2回目、早期介入で救われたのは1回(これはコロナ時早期抗ウィルス薬の使用時)アレ? 1回抜けてない?
3回ヤバかったのに、2回しか救われてなくない?
そう……今でも正直この病院にかかるのを躊躇するのは正にそこ……
初入院時…… 色々上手くいかなかったように感じている。それは誰のせいでもないと思いたいけど、実際のところはどうなのだろう? もし、同じ状況になってしまったら、あの時ほど看護師達は献身的な対応をしてくれるのだろうか? 正直、命をつなげたのは看護師の力も大きい。
空回りしたものもあったとはいえ……手札を投入してくれた……そういう意味では、最大限対応しようと努力してくれたのかもしれない。判断の誤差はおそらく次回に万が一のことがあっても反映されるか分からない。そして、一度転院して戻ってこなかった人間を一生懸命診ると……私は信じてはいない。
多分、あのまま転院していなかったら、多分致命的な合併症になるのは時間の問題だっただろう。実は、そうなった類似疾患(MG)の患者さんは亡くなったのだと後に知った。
いや、ビビるでしょ!
同じカテゴリーの疾患の人間を感染症で死なせてしまった…… いやさ、已むを得ない場合はあるかもしれないけど…… 死なない疾患の人が医療によって死ぬのは、やっぱり…… 避けたいし、自分だったら絶対何が何でも避けたい。
なら、ちょっとそういうことを意識してしまう施設に行くこと自体、精神状態をかき乱すから避けた方が良いよね…
ようは、変なことを口走ってしまったのは、X病院では万が一の時、救急やICU、看護師らが最大限助けようとしてくれても……肝心な主科は見捨てて、患者(自分)を死なせることをなんとも思わないのではないか? 結局、できないことを許容するというのは、患者の死を許容すると言うこと。
ただ、このX病院の医師らも可哀想かもな。結局、そこでのできごとに加えて以前蘇生された時のことと被って、その時の記憶に引っ張られたり、別の病院で起きた呼吸器の操作ミスや投薬エラー、合併症の記憶に引っ張られてたりするからね。
あの時あの状況に至ったということは、その後別の時期に別の施設で起きた様々な事象が再びX病院でも起きるかもしれない、という想像の元での危機感でもあるからね。
患者が助からなかった時に医師にかける言葉は多い。
「患者を殺して初めて一人前になる」
「全ての患者は救えない」
「次の患者につなげよう」
「泣いたって患者が生き返るわけじゃない。キチンと切り替えろ。」
「患者とは一線を引け」
じゃぁ、死んでしまった患者にかける言葉は?
いやね、確かに不老不死もなければ、魔法もない。死は万人に訪れる。
けど、治療が確立していて、回復する術があるにもかかわらず…… 「貴方の死は許容する方針に決まりました」とかいう理由で不必要に苦しんだ挙句に生きれるのに死んだら……
かける言葉なんてある?
「これでお前の主治医は教授になれるよ」……は?
「次の患者は……」……じゃぁ、なんで私は救ってくれなかったの?
「ここはそういうシステムだから」……じゃぁ、他では助かったの?
正直、死んだ患者、死にゆく患者、遺族にかけられる言葉なんかないんじゃないかな?
まぁ、こんな感じに心中ドロドロの時に変なこと思い出して、変なこと考えて、つい感謝の言葉以外のなんか投げやりな感じの言葉を発してしまった。
いつも良くしてくれてる看護師さん、ゴメンね。
けど、患者がウジウジしている原因は貴方ではないし、むしろ貴方には感謝してるのに頭が「今」以外のことで忙しくてついってこともあるから……
変な閉め方になるけれども、いつもありがとう。
そして、実際制度的に厳しいこともあるし、いちいち一人上手くいかないケースがある度にメンタルやられてたらもたないのも分かる。
けど、目の前の患者にとっての最善のアウトカムを追求することを忘れないで欲しい。
医療って、ベースが命を追うことじゃない?
最初からその気がない医師に命と人生を委ねるというのは、委ねなければいけないというのは……色々キツイよ。
もしかしたら、そこまで悲惨じゃないかもだけど、やっぱり死を意識する状況に直面した記憶というのは、強力だよね。
だって、正直怖いもん。何が怖いって? 何かの時に判断を誤って、本当に死ぬのが? それもだけど、生き地獄を味わうのは怖い。
そして、怖いなどと言おうもんなら、それを理由に治療の手が緩み、本当に治療が遠のき生命が縮むのが嫌だ。
本当、こんなに嫌なくらいなら、絶対別の所行った方が良いよ……
さぁ、どうすっかなぁ。
こんな事書いてる時間があったら、プランを練って、実行の下準備を整えないと。
頑張ろう。